2018年6月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1859
ナイス数:189

燃える部屋(下) (講談社文庫)燃える部屋(下) (講談社文庫)感想
ボッシュとソトが手掛けた10年前の狙撃事件は、ソトが警官を志すきっかけとなった事件との関わりが明らかになり、ボッシュは勢いを失う事がないように捜査を続けます。一匹狼のように見えつつも、これまでも協力者の手助けがあったように今回はレイチェルの協力なども得て前進し続けるボッシュ。しかし、そこは素人でも注意しないといけないんじゃと思うような致命的なミスから事件解決は思うようには・・・。そしてボッシュ自身の行動がボッシュ自身を窮地に追いやるも、そんなボッシュを見守る仲間達の姿に胸が熱くなりました。
読了日:06月30日 著者:マイクル・コナリー
燃える部屋(上) (講談社文庫)燃える部屋(上) (講談社文庫)感想
定年延長制度の最後の年を迎えたボッシュ。新たに新米女性刑事ルシア・ソトをパートーナーとして取り組む未解決事件を捜査する中で、ソトに優秀な刑事としての資質を見出だして、自身の中にあるものを伝えようと優しくも時に厳しく見守る様子が、引退間近というボッシュのこれまでを見届けてきた読者には色々と感慨深いものが。その様子は事件を地道に手掛かりを追う姿と共にじっくり描かれ・・・後半へ!
読了日:06月30日 著者:マイクル・コナリー
魔界都市ブルース 餓獣の牙 (ノン・ノベル)魔界都市ブルース 餓獣の牙 (ノン・ノベル)感想
不死の人狼との対決がテーマとなる本作。メフィストにも危機が訪れ、せつらの妖糸でも殺す事はできないなど、なかなか強力な敵が相手ですが、せつらの妖糸をパワーアップさせる老婆の存在はシリーズの設定の根幹に関わりそうですが謎のまま。また、時折せつらを助ける美女・西夜の正体も示唆されるものの謎のままなど、いろいろ勿体ない部分が目立つものの総じて楽しい物語でした。
読了日:06月16日 著者:菊地 秀行
許されざる者 (創元推理文庫)許されざる者 (創元推理文庫)感想
脳梗塞で倒れた元国家犯罪捜査局長官ヨハンソンは主治医から25年前に起きた9歳の少女の暴行殺人事件について相談を持ちかけられのですが、事件そのものの謎が物語の主眼ではなく、既に時効を迎えた事件と犯人に対してどのように向き合うかがテーマ。物語自体はボリュームあるものの、登場人物が魅力的で読みやすく、健康状態の悪いヨハンソンについての未来が時折暗示される中で、果たして事件はどのように決着をつけるのかはポイントで読みごたえありました。角の向こう側が見渡せると称されたヨハンソンの過去の物語も読んでみたいですね。
読了日:06月16日 著者:レイフ・GW・ペーション
平凡な革命家の食卓平凡な革命家の食卓感想
開設以来一度も殺人事件の起きていない国分寺署管内で起きた市会議員の突然死。事件性は無さそうだが、本庁への足がかりへと目論む美貌の女刑事卯月枝衣子が、なんとか殺人事件にならないか画策した結果、思いもよらぬ真実が浮かび上がってくる、著者らしい重さと軽さのバランスで描かれるミステリ。柚木草平さんの名前も出てきて著者のファンなら思わずニヤリ。いつか共演する事があるかも知れませんね。
読了日:06月07日 著者:樋口 有介

読書メーター

 

 

昨夜もサッカーW杯、アルゼンチン対フランス戦を観てましたが、同じようにサッカーのゲームを観てて読書時間が減ってる人も多いんじゃないでしょうか。

 

そんな中で6月は5冊(4作品)読了。

 

目玉はやはりマイクル・コナリーの〈ハリー・ボッシュ〉シリーズの新作。

年内にも次作が邦訳される模様で続きが待ち遠しいです。

 

そしてレイフ・GW・ペーションの『許されざる者』は評判通り良かったですし、樋口有介氏のファンとしては新作が読めたのも嬉しかったですね。

 

さて、ここ数カ月は読むより買う方が多く、積読本が増えるばかりだったので、7月は積読本を少しでも減らす月間にしたいところです。