『賢者の怖れ 1(キングキラー・クロニクル第二部)』 パトリック・ロスファス | 固ゆで卵で行こう!

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賢者の怖れ 1 (ハヤカワ文庫FT) 賢者の怖れ 1 (ハヤカワ文庫FT)
パトリック ロスファス Patrick Rothfuss

早川書房 2018-05-02
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魔物による惨劇から一夜が明け、クォートは再び紀伝家に自身の過去を語り始める。

それは大学で学ぶ秘術、酒場で奏でるリュート、学費を稼ぐために奔走する毎日・・・。

 

 

 

待望のキングキラーー・クロニクル〉第二部の第一巻。

 

内容的にはまだまだプロローグ的な内容で物語に大きな変化はありません。

 

大学に残る為に必死に金策に走るクォート。

 

第一部でのアンブローズとの対立の代償は大きかったけれど、この先もやはり避けられない対決が待っていそうですね。

 

頭はいいけどカッとなると見境をなくしがちで、そういったところは年相応なクォート。

 

苛立たされる事も多いも知れないけど、その純真さが彼の魅力でもあり、そういったところが彼の奏でる音楽の素晴らしさやアウリに対する誠実な態度に現れていますね。

 

 

さて、この第二部は5月から毎月刊行開始され始めましたが、毎月楽しみでしょうがないです。