5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2250
ナイス数:280
限界点 下 (文春文庫)の感想
下巻に入ると調べ屋が狙っている相手は本当は誰なのか。そして何故狙われているのかといった点が大きな焦点となってきます。この辺りはディーヴァーらしい欺瞞の連続で楽しませてくれますね。主人公コルティの一人称で語れるハードボイルド調のサスペンスで、欺瞞に満ちた世界で生きるコルティが、ジョアンから言われたように二つの世界をうまくこの先も生きていける事を祈ります。
読了日:05月26日 著者:ジェフリー ディーヴァー
限界点 上 (文春文庫)の感想
主人公コルティは護衛のプロ。雇い主から依頼で対象者から手段を選ばず情報を絞りとって殺害する〝調べ屋”と呼ばれる、コルティにとって因縁の存在との対決が描かれます。ボードゲームが趣味のコルティが、プロ同士の対決の中で、保護する対象者を守るための手段も興味描かれています。調べ屋との対決は危機の連続で緊張感が高まる中で・・・下巻へ!
読了日:05月26日 著者:ジェフリー ディーヴァー
永訣の波濤 (グイン・サーガ143)の感想
カメロン、ヴァラキアの海に還る。そしてパロを、というか古代機械を巡って新たな騒乱が起こりそうな気配が濃厚になってきました。ヴァレリウスの苦悩は尽きる事はありませんね(笑)。ヤガの方はようやく落ち着きそうな雰囲気ですが、スーティの冒険行という新たな物語も同時に描かれそう。こちらは外伝として語られてもいいかも。それにしても五代さんには大きな負担がかかりそうですが、読者としては楽しみにしているので頑張って欲しいですし、宵野さんも心配です。しかしあとがきは盛大にネタバレしてるので要注意・・・。
読了日:05月25日 著者:五代 ゆう
吸血鬼ハンター33 D-呪羅鬼飛行 (朝日文庫)の感想
〈吸血鬼ハンター〉シリーズ33。あとがきで述べられていたように、著者自身がノッて書いているのはよく分かった(笑)。でも、偶然過ぎたり無駄なエピソードがあったりと、飛行体に乗り合わせた搭乗者たちも個性的だっただけに、もっと本筋に集中して描いてくれると、読者もノッてより楽しんで読めたかもと思うと惜しい気がします。それでも今回は著者のノリが伝わってきて楽しめました。
読了日:05月21日 著者:菊地秀行
賢者の怖れ 1 (ハヤカワ文庫FT)の感想
キングキラークロニクル第二部の第一巻。まだまだプロローグ的な内容で物語に大きな変化はなし。大学に残る為に必死に金策に走るクォート。アンブローズとの対立の代償は大きかったけれど、この先もやはり避けられない対決が待っていそうです。頭はいいけどカッとなると見境をなくしがちで、そういったところは年相応なところは苛立たされるかも知れないけど、その純真さが彼の魅力。そういったところが彼の奏でる音楽の素晴らしさやアウリに対する誠実な態度に現れていますね。
読了日:05月19日 著者:パトリック・ロスファス
あの夏、二人のルカの感想
女子高生のガールズバンドを描いた青春小説。もっとも32歳の遥のどこか冷めているようで謎めいた様子と、女子高生のクミのバンドにかける熱情という二つの視点で交互に描かれるため、遥のパートでは過去に何が起こったのか、クミのパートではバンドとその仲間に何が起こるのか。そして二人がどう交わるのかといった謎的な部分が軸になっています。リアルタイムで描かれる青春と、過去に囚われたままの心が解かれ、ようやく取り戻せるかのように見える青春は清々しいけれど、あまり描かれなかったバンド仲間たちの事も知りたくなりました。
読了日:05月16日 著者:誉田 哲也
乗客ナンバー23の消失の感想
セバスチャン・フィツェックの作品が久しぶり邦訳されたのが嬉しい。でもいつも読み終えて少し残念な気がするのは今回も同じ(笑)。閉ざされた空間での失踪事件の真相とは。そして囮捜査官マルティンの妻子の失踪事件の真実とは。それらを軸に、二か月前に失踪していた少女が5年前息子が持っていたテディベアを持って現れ、更にマルティンの名を口にしたりと、謎が謎を呼ぶような展開に引き込まれます。しかしながら胸が悪くなるような描写。そして著者の謝辞がラスト前に挿入される仕掛けを受け入れられるかどうかで好き嫌いが分かれそうですね。
読了日:05月12日 著者:セバスチャン フィツェック
読書メーター
5月6作品で7冊。
印象に残るのはやはりフィツェックの「乗客ナンバー23の謎」ですね。
好きかどうかは別としても(笑)。
けれども一番嬉しいのはキングキラー・クロニクルの第二部の刊行が開始されたこと。
これから毎月楽しみ過ぎます。
さて、6月はM・コナリーにS・ハンターの新作が読めるのが何よりも幸せです(^^)