3月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1161
ナイス数:151
ニューヨーク1954 (ハヤカワ文庫NV)の感想
赤狩りの嵐が吹きあえるアメリカ。N.Y市警のキャシディは、一つの殺人事件の捜査にあたるとFBIの横槍が入ったかと思うとCAIAやKGBなどの諜報機関の影も。自身の家族にまで危機が及ぶ中で、決して正しいやり方ではなくともキャシディが権力に立ち向かう姿に惹き込まれます。また、人々が時代の流れの中で感じる不安や恐怖感、そしていひとつひとつの場面場面の雰囲気がよく出ていて、古き良きハードボイルドのスタイルが読んでて心地良かったです。続編もあるとの事で楽しみ。
読了日:03月25日 著者:デイヴィッド・C・テイラー
あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)の感想
シリーズ5作目。幸に文字通りに幸せが運ばれてくるかと思いきや、やっぱり作者はSなのでしょうか。幸にとっては身を切るような結果に。それでも智蔵が幸を想う気持ちが読者にも伝わってくるように、幸にとってかけがえのないものとして描かれているようで嬉しい。しかし、ああ、やっぱりSなのね。読者に不安を抱かせるように挿入されていた伏線が現実となってこの先どうなるのと続きが気になるところで次巻へ。次巻は1年後ですか。この不安が杞憂となるような展開が幸に待っているといいなあぁ。
読了日:03月12日 著者:髙田郁
テラナーズ (ハヤカワ文庫SF)の感想
1巻を読み始めた時はこのシーズン1が終わる8巻では一区切りついてるものと思ってたんですが、大きな区切りを見せないまま終わるとは。畳みかけるよう最後でいくつか疑問が残りましたが、果たしてローダンのもとでテラナーたちは団結し世界の変革を見せるのでしょうか。この先が気になるのでシーズン2も読まないと・・・と、すっかり出版社の罠にはまってるような(笑)。それにしてもローダンその人の活躍が意外に見れなかったのが残念。群像劇のような物語でしたがローダンという英雄の魅力をもっと見せて欲しいですね。
読了日:03月08日 著者:フーバート ヘンゼル
紙の魔術師 (ハヤカワ文庫FT)の感想
自身が望んでいたものとは違う進路ー紙の魔術師〈折り師〉へと進む事になったシオニーは不満タラタラだったものの、師匠となるセイン師の優しさに触れ〈折り師〉としての道を進む事に折り合いをつけはじめたかなと思えたところで一気に物語は、それまでの雰囲気が一変するような冒険活劇へ変貌を見せます。文字通り血みどろになりながら戦うシオニーの彼女の魔術師としての才能の発露は、彼女の決意と覚悟があってこそ、なのでしょう。もう少し物語の背景となるものが描かれているとより没頭できるものがあったかと思いますが、二作目以降も楽しみ。
読了日:03月05日 著者:チャーリー・N・ホームバーグ
読書メーター
3月もやはりなんだかんだと忙しく、4冊しか読めなかったです。
その中での収穫は「ニューヨーク1954」。
こういうハードボイルドなミステリ、久しぶりに読んだ気がします。
「紙の魔術師」も面白く、既に購入済みのシリーズ2、3作目も楽しみ。
さて、今日から新年度。
気持ちも新たに、たまった積読本を少しでも減らしていきたいです。

