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CIAからの発見次第射殺命令を解除されたグレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリー。
今度はフリーランスとしてCIAからの依頼を受け、逃亡した中国サイバー戦部隊の天才的ハッカー、茫の行方を突き止めるために香港へ。
そこで、囚われの身となっていた以前のハンドラーのフィッツロイに再会したジェントリーは、フィッツロイを助けるために、中国総参謀部の戴から茫を暗殺する仕事を引き受ける。
新章開幕となる〈グレイマン〉シリーズ6作目。
CIAから追われる事のなくなったグレイマンは、今度はフリーのエージェントとしてCIAからの依頼を受け香港へ。
CIAという強大な後盾により様々な恩恵を受けて余裕があるはずですが、予想外の展開で今まで以上に困難なミッションとなります。
周りは敵だらけという状況で恩あるかつてのハンドラーであるフィッツロイを救い、ミッションも成功させる事ができるのか。
各勢力の思惑も絡んで複雑な様相を見せる中、ジェントリーはついに范を確保する事がでるものの、不慮の事態により范を奪われます。
范を奪還するために動くジェントリーですが、今回のミッションの裏に何が行われていたのか真実を知り、憤りに駆られる様子などはある意味安心させられました。
これは序盤でミッション遂行の為とはいえ、あっさりと敵を殺してしまう姿に少し違和感を覚えたからかも。
また、ロシアの工作員ゾーアはグレイマン以上の技量を見せる姿もあって魅力的なキャラクターでしたね。
二人はいいコンビニなりそうでしたが、果たしてゾーアは今後のシリーズで再登場はあるのででしょうか。
それにしても、前半は複雑且つミッションの裏にある謎に翻弄されましたが、後半に入ってからは〈グレイマン〉シリーズらしい欺瞞とアクションに満ちており、やはり最高の冒険小説シリーズだと再確認させてくれました。
今回のミッションでCIAとの関係はより複雑化し、今後の展開はどう描かれるのかが今から楽しみです。

