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ドクター・デスの遺産 中山 七里 KADOKAWA 2017-05-31 売り上げランキング : 126975 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
警視庁入った「悪いお医者さんがうちに来てお父さんを殺した」との少年からの通報。
いたずら電話かと思われたが、捜査一課の高千穂明日香は犬養隼人刑事を連れて少年の父親の通夜が行われている自宅に訪れ事情を聞くと、見知らぬ医者と思われる男がやってきて父親に注射を打ったという。
母親は少年の言うような事実は無いと発言に食い違いがある中、同じような第二の事件が起こる。
報酬はたったの20万円。
「ドクター・デス」は苦しむ患者と家族の苦痛を取り除く安楽死を与える死の医師。
その正体は快楽の為に行う殺人者なのか、それとも・・・。
安楽死の問題は難しく、もし自身がその立場になったらと思わず考えさせられます。
しかしそういった難しい問題提議がありながらも読みやすいミステリで、その辺はちょっと物足りなく感じました。
まぁ、「ドクター・デス」の正体についても途中で分かってしまったですしね。
しかし、娘を囮に使うような捜査をするなど犯人に対する断固とした姿勢を見せる犬養刑事ですが、犯人から指摘を受けるようにそのイレギュラーな性格は自身を窮地追いやりかねません。
最後に娘の言葉で救われたかと思いますが、この事件によって消す事の出来ない物を抱える事になった今後の犬養刑事の姿が気になるところです。
