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ミルク殺人と憂鬱な夏──中年警部クルフティンガー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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ドイツのケンプテン地方刑事局の警部であるクルフティガーは、自身が住む片田舎の小さな町で起きた殺人事件の捜査に乗り出す。
被害者は地元の乳製品メーカーに勤める“食品デザイナー”
クルフティガーは、容疑者や動機が見付からない中で、もともとは都会の大企業の“食品デザイナー”だった被害者が何故このような田舎で勤めているのか、そしてどんな製品を開発しようとしていたのかを調べることに。
ドイツの地方警察の中年警部クルフティガーはを主人公としたシリーズ1作目。
クルフティガーは死体が苦手で匂いを嗅ぐだけで吐き気をもよおしたり、おっちょこちょいな部分を部下たちに陰でからかわれていたりする、一見頼りない刑事。
しかしながら、家では好きなチーズも食べれなかったり、妻が食事に招待した夫妻の前で出来もしないのに上品にふるまおうとしたりと、恐妻家で妻には頭に上がらないけれど、なんだかんだで愛し愛されてる様子。
そして使えるのか使えないのかよく分からない部下たちや、主人公が車の中で張り込みをする際に準備万端にしたつもりがそうでもなかった上に、やる事なす事裏目に出るようなドジぶりなどに、思わずクスリと笑わされました。
肝心の殺人事件も気がつけば真相に辿り着いてしまうといった感じながら、時折見せる警部としての資質もあって楽しませてくれました。
主人公以外にはあまり共感できそうなキャラクターはいなかったですが(笑)、ドラマ化されているとの事で映像で見てみたいですね~。
