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豪雪のなかバス事故に巻き込まれた元軍人のリーチャー。
真冬のサウス・ダゴタに足止めを食らう事になたリーチャーは、殺人事件の目撃者として地元警察によって保護される老婦人を守るために、警察から協力を要請されるのだが・・・。
〈ジャック・リーチャー〉シリーズ邦訳最新作。
バス事故により真冬のサウス・ダゴタに足止めを食らうリーチャー。
そこで巻き込まれた事件を、単調ともいえるほどシンプルに描いているのだけど、その淡々とした語り口がほど良い緊張感を物語に与えてくれてます。
また、証人となる老婦人と、リーチャーを電話越しに助ける、リーチャーが初代指揮官を務めた第110軍警察部隊の女性指揮官がいい味を出してます。
物語は後半に入ってもシンプルで淡々としているとも言えるような描写が続きます。
それでいて終盤に向けて徐々に高まる緊張感が読者を惹きつけます。
正直、証言を行う老婦人の命を狙うのは誰なのかというのは早々に分かってはしまいましたが、それでも読ませるのは主人公が完全無欠のヒーローのように見える部分と、時折見せてくれる人間的な魅力が大きいですね。
そしてシリーズとしての安定感や安心感もあるかと。
しかし・・・
つづくって何よ?!
気にならない訳がないですが、この後に続く物語はなんと本作とは関係ないお話だとか。
更に次の邦訳は本書の続きではなく、トム・クルーズによって映画化された原作となるお話とのこと。
シリーズはやはり順番に読みたいなぁ。
でも、こうやって邦訳されるだけでも翻訳ものファンにはありがたいんですよねぇ。

