2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3084ページ
ナイス数:345ナイス
ラジオラジオラジオ!
の感想
自意識過剰な青春時代は、自己中心的な考え方をしていてもそうとは気付きにくいもの。ずっと変わらないものはないのは分かっていても、それを実感し始めるのが高校3年なのかも知れないですね。ラジオのパーソナリティを本当の意味で一人で始めたカナが、どういった変化や成長を見せるのかが気になるところでもあります。
読了日:8月22日 著者:加藤千恵
あきない世傳金と銀 2(早瀬篇) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)
の感想
五十鈴屋四代目の阿保ぼんにはイライラさせられます。それでもその阿呆ぼんを幸が徐々に更生させていく様子が描かれていくのかと思いきや、最後まで阿呆ぼんは阿呆ぼんのまま。そんな阿呆ぼんからちょっと都合良すぎるような展開で解放された幸ですが、今度は、え?え?!というまたもや地獄のようなヒキで続きが気になります。知恵をつけたいと願う幸に、縁と月日は果たして・・・。
読了日:8月21日 著者:高田郁
61時間(下) (講談社文庫)
の感想
シンプルで淡々としているとも言えるような描写ながら、それでいて程良い緊張感を維持しながら物語は進みます。正直証言を行う老婦人の命を狙うのは誰なのかというのは早々に分かってはいましたが、それでも読ませるのは主人公が完全無欠のヒーローのように見える部分と、時折見せる人間的な魅力。そしてシリーズとしての安定感ある面白さゆえでしょうか。しかし、つづくって何?!気にならない訳ないですが、この後に続く物語は本作とは関係ないとか。更に次の邦訳は本書の続きではなく映画化される原作。シリーズはやはり順番に読みたいなぁ。
読了日:8月19日 著者:リー・チャイルド
61時間(上) (講談社文庫)
の感想
バス事故により真冬のサウス・ダゴタに足止めを食らったリーチャー。そこで巻き込まれた事件を、単調ともいえるほどシンプルに描いているのだけど、その淡々とした語り口がほど良い緊張感を物語に与えてくれてます。また、証人となる老婦人と、リーチャーを電話越しに助ける、リーチャーが初代指揮官を務めた第110軍警察部隊の女性指揮官がいい味を出してます。てな訳で下巻へ!
読了日:8月18日 著者:リー・チャイルド
さよならクリームソーダ
の感想
頭で分かっていることや、もしくは理性的に考えたものが本当の自分と言えるのか。人間は感情の生き物だけど、誰もが感情を抑えきれないままでは、誰ひとりとして幸せにはなれないんじゃないかな。罪悪感や背徳感、それに孤独感を抱くのはいいけれど、それでもやはり人は完全に一人きりで生きることは出来ない。だからこそ、生きることから逃げずに、それをどこかでクリームソーダのように弾けさせる事ができれば、人の心も揺り動かす事ができるのではないでしょうか。
読了日:8月14日 著者:額賀澪
スティグマータ
の感想
サクリファイスシリーズ最新作。チカと伊庭がツール・ド・フランスの舞台で走ります。それだけでわくわくしますね。そこにドーピングにより落ちた英雄がレースに復帰。果たしてその真意とは?!ロードレースの世界の光と影を感じながら、競技人生の残り時間を考えるようになったチカ。アシストに徹してきた走りはこの先も変わらないのか。それとも・・・。更なる続編を熱烈希望ですが、そろそろシリーズも終焉を迎える予感もしますね。
読了日:8月12日 著者:近藤史恵
視える女 (小学館文庫)
の感想
行方不明の少女と少年の事件を主軸に、霊能力者レイサムと行方不明の少年の母親アンが見せるものは一体何を指しているのか気になりながら物語は進みます。ミステリなのかオカルトなのか、どちらの成分が大きいのか分からない中で、事件を捜査するマーヴェル刑事が行方不明の少女を捜す様子は真摯なものだけに、やたら傲慢な態度を見せていても憎めないキャラクターとして描かれており、そんな彼が未来と過去の輪が閉じたような感覚に襲われる場面が印象的。そして最後は著者の作品らしく決してすっきりしないところも不思議と心地よいものでした。
読了日:8月11日 著者:ベリンダ・バウアー
豹頭王の来訪 (グイン・サーガ)
の感想
五代さんのパートにもグインが登場しましたが、やはり御大が登場すると安定感というか締まるものがありますね。愛に悩む豹頭王と、そのグインに柄にもない言葉を告げるヴァレリウスといった場面は印象深い。しかしグインの来訪がこの先にどう影響を与えるのかが興味深く、スカールの場面ではグインの秘密について。そしてブランの場面でも新たな登場人物も加わりこの先がまた気になりますね~。
読了日:8月9日 著者:五代ゆう
ジョイランド (文春文庫)
の感想
ホラーというよりファンタジーの要素がほんのりまじったサスペンス的な青春小説。失恋の痛み。生涯の友との出会い。遊園地でのかけがえのない経験。それらを主人公が回想する形で瑞々しく描かれています。その中でも何よりもマイクとアニーと出会い、凧揚げをする場面が鮮やか。そしてそれが鮮やかであるからこそ、最後は切なさで胸がいっぱいにさせられました。
読了日:8月7日 著者:スティーヴンキング
人間性剥奪
の感想
タイトルほど重さはなく、サクサクと読み進めることができるミステリ。登場人物は味付けされてる程度。なのでいまひとつ深刻さが伝わってこないのが難点。怪しいと思ってた人物が犯人だったけれど、そこにもうひとつポイントが重ねられているのは良かった。それだけにもうちょっと人間そのものが描かれていればなと残念。
読了日:8月2日 著者:両角長彦
読書メーター
8月も7月に続いて2桁読めました。
読めて嬉しかったのは“サクリファイス”シリーズの最新作『スティグマータ』。
やはりこのシリーズは面白いです。
高田郁の“あきない世傳”の二作目も急転直下から急転直下ともいう展開にドキドキ。
続きが気になります!
あとはキングの『ジョイランド』が印象に残ってますね。
キング読んだのもそういえば久しぶりです。
もっとも久しぶりというほど読んでないんですが(;´▽`A``
さて、9月は・・・マイクル・コナリーの“ハリー・ボッシュ”シリーズの新作が読めまっせ!