『蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ』 ケン・リュウ | 固ゆで卵で行こう!

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蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
ケン リュウ Ken Liu

早川書房 2016-04-22
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七つの国によって治められてきたダラ諸島だったが、統一戦争を仕掛けたザナ国が他の六カ国を支配し、皇帝マビデレによる圧政に住民は苦しめられていた。

そんな中、皇帝に一族を殺され伯父に助けられたマタ・ジンドゥは、皇帝への復讐を果たすその時の為に伯父のもとで修業に励んでいた。

一方、地方の青年クニ・ガルは、仲間と共に気楽な生活を送っていたが、何か大きな事を成し遂げたいと考えていた。




主人公はクニ・ガルとマタ・ジンドウゥの二人。

生まれた場所も立場も違う二人が、ザナ国の支配を打ち破らんと動き出し、その目的のためにいつしか兄弟と呼び合うように仲になります。


しかしダラ諸島の神々が導く運命は、二人にどのような未来をもたらすのか・・・。


その二人の他に、主要登場人物になるのかと思うような者たちもあっさりと退場していったりする中でも、その者たちそれぞれに印象が残るような場面が描かれています。


また、叛乱軍だけでなく帝国軍にもそれぞれ野心や苦悩など抱いている様子が描かれている点が、より物語を魅力的なものにしていますね。


この巻はこれからの序章といった感じですが、この先どのような展開で魅了してくれるのか楽しみです。



ところで本書は「項羽と劉邦」をベースにした物語。

実は「項羽と劉邦」をよく知らないので、純粋に物語そのものを追いかけて読みましたが、知ってたらまた違った楽しみ方が出来そうですね。



あ、あと、間をあけると内容など忘れてしまうかと思って、第二巻が出る前に読みましたが、群像劇という事で登場人物がとにかく多いので、やはり第二巻が出る直前に読んで正解でした(笑)。