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亀と観覧車
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ホテルの清掃員をしながら夜間高校に通う涼子は、ある日、友人に誘われてセレブ達が集まる「クラブ」に一緒に来ないかと誘われる。
そこで涼子は小説家だという初老の男に出会う。
生活保護を受け夜間学校に通う涼子が出会った初老の小説家、南馬。
その南馬に惹かれる涼子は、著者の描く主人公らしく、どこか人生というものを冷めた目で見ているような諦観のような雰囲気が漂います。
それでいて熱い部分があるのだけれど、人生に対する諦観も南馬に出会って感情が揺り動かされ、希望というものを抱くようになる様子が、淡々とではありますが描かれていきます。
そしてその淡々とした描写は、最後はより物悲しい気持ちにさせてくてました。
それにしても小説家の南馬は樋口さんの分身でしょうか。
涼子に対する観察眼や、そこから発せられる言葉のチョイスは、普段の樋口さんももしかしてこんな感じなのかなと妄想してしまいました(笑)。
