『仮面の帝国守護者』 サバア・タヒア | 固ゆで卵で行こう!

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帝国守護者である仮面兵の養成所であるブラッククリフの軍学校の女校長の息子で数十年に一人の逸材と称され、最優秀の成績を誇る軍学校最上級生のエリアスは、帝国軍のあり方に疑問を抱き養成所から逃亡しようとしていた。

一方、反逆罪で帝国に兄を捕らえられたライアは、抵抗組織に兄を救出してもらう代わりに、女校長の動向を探るために潜入することになる。




世界背景に関しては設定のみの描写で、あまり深くは描かれていません。


しかしながら帝国の体制に反感を抱く貴族の若者エリアスと、虐げられる部族の少女ライア。


その二人の視点で交互に描かれる様子は、なかなかにハラハラドキドキとさせられ、次第に二人が魅力的に感じてきたところで物語は佳境へ入ります。


徐々に明かされる世界の秘密と共に、エリアスとライア、それぞれの立場で気になる異性がありつつも、二人が互いに惹かれる様子。


そういった場面を少しずつ挿入し、どうなるのか読者をやきもきさせつつ、終盤に向け、特にエリアスの場面ではエリアスと同期で親友でもあるヘレネとの関係を巡り過酷過ぎるとも言える運命に立ち向かう展開に、緊張感は増していきます。


しかし、そこで迎える結末は・・・って、これってシリーズものだったの?!


いろいろ謎を残したままで、主人公たちの関係も何一つはっきりしないままで終わりを迎え消化不良このうえないです(笑)。


巻末の解説には何も書かれてないけど、この先ってあるんですよね?!


しかし・・・続きが出たら日本でも紹介してくれるんでしょうか。


たのみますよ、ハヤカワさん!