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バーニング・ワイヤー 上 (文春文庫)
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バーニング・ワイヤー 下 (文春文庫)
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送電システムの異常により変電所が爆発し、近くに停車していた路線バスが被害に。
それは電力網を操作する何者かによって引き起こされたものと判明し、FBIは科学捜査の天才リンカーン・ライムに捜査協力を依頼する。
〈リンカーン・ライム〉シリーズ第9作。
電気という見えない恐怖を扱う“敵”をどうリンカーンたちは追うのか。
潜入捜査よりもサイバー捜査の方が効率的と言われ、自分は時代遅れになりつつあるのかと自問自答するFBIの捜査官フレッド・デルレイを心配していたら、それよりもリンカーンに認められつつある新米くん、プラスキーの事が心配になる事態が起こり、いったいどうなるのかとドキドキさせられます。
そんな中で後半に入るとやはり物語も加速しますね。
容疑者は前半で特定されてはいるものの、そこはディーヴァーだからと構える読者をどう裏切るのかが見所です。
プラスキーやデルレイにも答えが見つかる中、やはりあの人が事件に関わっていたんだと納得。
今回はかなり読者にフェアな伏線の張り方だったんじゃないでしょうか。
しかしあの人はそのまま?!
いやいやそんな筈はないですよね、ディーヴァーさん!
既に発表されているこの先のシリーズの内容、気になってますがあえてその知識を入れないようにしれ今後の文庫化を待ちます(笑)。

