|
笑う少年
樋口 有介 中央公論新社 2015-08-06 売り上げランキング : 159765 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
法律事務所で働くシングルマザーの風町サエは、安売りピザで大儲けし国民的アイドルグループを育て上げた小田崎貢司より、自殺したアイドル志願のアルバイト店員の家族が請求していうる賠償金を減額したいという依頼を受け動きだす。
『猿の悲しみ』に続くシリーズ二作目。
主人公のサエさんの男前な調査員ぶりと息子ラブな様子とのギャップも可笑しいですね。
今回は某AKBのような国民的アイドルグループをモデルにし、自殺したアイドル志願の少女の事件について調査する事になるサエさん。
アイドルグループのプロデューサー小田崎貢司からの依頼で自殺した少女の家族から請求されている多額の賠償金を減額する為に動くだけのはずが、小田崎自身をも調査していく事になるのですが、社会の裏側にあるものを描く様子はいつもの樋口さんらしく、シニカルでありながらもサエさんの語り口もあってサラリとして重く感じないのもまた樋口さんらしいところでしょうか。
それにしても、虫が好きだったり糠床を作ったり不登校だったりのサエさんの息子の聖也が、どんな日常を送っているのかが気になるところ。
その辺も含めて今後が楽しみですね。
