『螺旋時空のラビリンス』 辻村七子 | 固ゆで卵で行こう!

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螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫) 螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫)
辻村 七子 清原 紘

集英社 2015-02-20
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時間遡行機“アリスの鏡”が開発されタイムトラベルが可能になった近未来。

しかしその時間遡行機は一部の富裕層が、戦争によって喪われた美術品を過去から盗み出す事に使用されており、その美術品を盗む泥棒ルフは、19世紀のパリに向かい至宝インペリアル・イースターエッグを会社から盗んだ幼馴染のフォースを連れ戻す任務を言い渡される。





時間遡行機が発明された近未来。


その時間遡行機で過去から美術品を盗んでくる「泥棒」として働く主人公ルフの今回の任務はある宝を奪回する事。


だがその宝を盗み19世紀のパリで椿姫として暮らすのは幼馴染のフォース(マリー)。


任務を果たす為にあの手この手を尽くすルフが何度も同じ時間をループする事になる真相を知った時、マリーの為にルフは更にループを繰り返す姿は実に切ないものでした。


また、何度も時間をループする中で描かれる19世紀のパリに住む住人の様子もまたノスタルジックでありながら鮮やかに描かれており、それがまた時間ループの切なさを盛り上げてくれてたと思います。


そしてルフがマリーを救い、そして未来を掴む為に取る行動とは?!


もう少し大人びた言動であった方が雰囲気が出たかなと思うものの、二人が互いを想っていた事が分かるラストも心地よかったですね。