2015年2月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4097ページ
ナイス数:414ナイス

秘密同盟アライアンス(下): パラディンの予言篇 (ハヤカワ文庫SF) 秘密同盟アライアンス(下): パラディンの予言篇 (ハヤカワ文庫SF)感想
後半に入ると謎が少しずつ明かされるのですが、それ以上に謎も増える中で主人公のウィルは敵に立ち向かうのですが、まだ秘めた力を覚醒しきれていないと思えるので、仲間と協力する事と、なにより仲間を信頼する事が大切なんですね。最初の印象ではSF的な要素が強いかと思ったんですが、実はファンタジー的であったのも意外でしたが、主人公を含めて仲間や主人公を見守る大人たちも魅力的で今後が楽しみですね。しかし、ウィルとブルックの仲の進展が早いのが海外の作品といった印象です。もうちょっとやきもきさせて欲しかったかも(笑)。
読了日:2月28日 著者:マークフロスト
秘密同盟アライアンス(上): パラディンの予言篇 (ハヤカワ文庫SF) 秘密同盟アライアンス(上): パラディンの予言篇 (ハヤカワ文庫SF)感想
両親から自身の能力を隠し目立たないようにと言われてきた15歳の少年ウィル。テストであり得ない程の高得点を取ってしまった事から何者かに追われ、招きを受けていた寄宿学校「統合学習センター」へと転校するのだけれど、その寄宿舎では個性的で魅力的な仲間と、やはりウィルを狙う謎の存在と出会います。そこでウィルは自身の能力を解放すると共に、初めて誰かを信頼する事し、謎に向き合う事になるのがこの上巻。能力ある者が何者かに狙われるという話はどこかで聞いた事ありそう(笑)。でも、謎が深まり徐々に面白くなってきて・・・下巻へ!
読了日:2月26日 著者:マークフロスト
アクロイド殺し (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-45) アクロイド殺し (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-45)感想
○十年ぶりにの再読。細かい部分は当然覚えてないのですが、犯人が誰かは分かっているので、読みながらここにヒントや伏線が張られているのだなと楽しみながらの再読でした。容疑者それぞれが抱えている秘密。そこには古典だとかどうとかは関係なく、ポアロが事実だけから導き出した真実から迎える結末と最後の一文がなんとも印象的ですね。それにしても隠された伏線も、分かってて読めば明らかなんですが、クリスティの巧さにやはり脱帽です。
読了日:2月26日 著者:アガサ・クリスティ
蟻の菜園 ―アントガーデン― (『このミス』大賞シリーズ) 蟻の菜園 ―アントガーデン― (『このミス』大賞シリーズ)感想
婚活サイトを利用した連続殺人事件を追うフリーライターの由美。並外れた美貌をもつ容疑者には鉄壁のアリバイがあり、そのトリックを暴いていくのがメインかと思いきや、由美が事件を追う内に突き止めた真実はとてもやりきれない、児童虐待や生活保護、無戸籍、共依存などの問題を扱った社会派ミステリ。テーマそのものは重いものですが、物語そのものの展開はスムーズで読みやすい。この辺は好みの問題もあるかも知れませんが、軽く感じてしまうのが少々残念。他の作家さんなら、より人や社会の深部を描いてくれたかなといった印象を受けました。
読了日:2月24日 著者:柚月裕子
黄金の盾 (ハヤカワ文庫JA) 黄金の盾 (ハヤカワ文庫JA)感想
グインの愛妾となるヴァルーサの物語。彼女の生い立ちと、グインという存在を包容する存在として重要さを増すように描かれています。本書自体は分厚いものの、サクサクっと読めてしまうのが、もう少しねちっこく描いて欲しいなと若干物足りなくも思わないでもなかったですが、本編のタイス編では描かれなかったガンダルの内面が描かれているのが興味深かったですね。さて、本書ではヴァルーサがグインの子を身ごもるまでが描かれていますが、果たしてこの先、本編ではどのように書き継がれていくのか楽しみですね~。
読了日:2月18日 著者:円城寺忍
タイタニア5 <凄風篇> (講談社ノベルス) タイタニア5 <凄風篇> (講談社ノベルス)感想
シリーズもようやく完結です。こんなに待ったけれど、待った分のカタルシスは得れなかったのがやはり残念。藩王の思惑など正直拍子抜けに思うぐらい駆け足で読ませます。そしてヒューリックとジュスランの化学反応を期待したものの、殆ど反応は起きなかったと言えるぐらいでそこも拍子抜け。とにかく終わって良かったですとしか言いようがないのかな。しかしここにきてイドリスの存在感がこんなに増し、可哀想に思えるようになるとは思わなかったです(笑)。
読了日:2月16日 著者:田中芳樹
模倣犯〈下〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫) 模倣犯〈下〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)感想
正直自身の事でいっぱいな感じのセバスチャン、優秀なプロファイラーとしての片鱗があまり見えないのが残念。しかしながら一作目以上のリーダビリティ。各登場人物が抱える秘密や思いが事件と共に推移するように描かれていて最後まで一気に読ませます。事件そのものの展開は若干ありがちなものと思える部分もありますが、ラストで次作以降への伏線があって、それが何よりも恐ろしいですね。それにしても刑務所の所長になっていたハロルドソンが不憫に見えてなんだか応援してきたくなってきました(笑)。
読了日:2月14日 著者:M・ヨート,H・ローセンフェルト
模倣犯〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫) 模倣犯〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)感想
「犯罪心理捜査官セバスチャン」の続編。前作で知った事実を抱えたセバスチャンは、その想いはひたすら重くなってまたも周りの事は考えず迷惑かけまくる事になるんですが、セバスチャンだけでなく殺人捜査特別班のメンバーに新たな面も見えてきて、セバスチャンを中心としてより登場人物を掘り下げています。そこに過去の連続殺人事件の手口を模倣した事件が絡んで深刻な事態が判明し、先へ先へと読み進みたくなり・・・下巻へ!
読了日:2月12日 著者:M・ヨート,H・ローセンフェルト
マル合の下僕 マル合の下僕感想
非常勤講師の主人公が底辺から這い上がろうと奮闘するお仕事小説なんだけれど、そこに姉が育児放棄した甥っ子を養っていく様子を絡め、姉と甥っ子の姿を見て自分自身を見つめ直し、逞しくも未来をみつめるエンディングは清々しいものがありました。自分では頭がいいと思いつつも根がお人よしで抜けているところも温かみがあるのと同時に、大学内で生き残ろうと画策する姿をもっとブラックに描いてくれても良かったかなとも思います。なにはともあれ「一瞬のスッキリより、一生の得」は座右の銘にしたいところですね(笑)。
読了日:2月9日 著者:高殿円
キアズマ キアズマ感想
〈サクリファイス〉シリーズ四作目。今回はチカの出番は無く舞台も日本の大学自転車部。ひょんな事から自転車部に入部してしまった正樹。次第にその才能を開花させる共に自身もロードレースの楽しさに夢中になる。ロードレースは大人になってからでも始められるスポーツだけれど、僅か数ヶ月で追い越してしまう才能というのは確かにあり、そういった現実のもつ残酷さはあるものの、だからこそ夢を託したいと思うのかも。正樹が過去に向き合う事が出来た時は「覚悟」というものを胸に刻まれた時で、受け取ったものは背負った先を見てみたいものです。
読了日:2月6日 著者:近藤史恵
神さまがぼやく夜 (ヴィレッジブックス) 神さまがぼやく夜 (ヴィレッジブックス)感想
神さまが自身を取り巻く現状に満足できなくなり、女を求めて下界に降りるのだけれど、果たして女性との触れ合いはうまくいかない。何故なのかを考えるうちに辿り着くのは自分自身。その着地点に至るまでは、リューインらしく現代社会や人間そのものに対するピリリとした風刺がスパイスされているのですが、その中にユーモアが溢れていて実に楽しかったです。人は神さまが自身を写したもの。という事は神さまも実に人間的なんですね~。
読了日:2月2日 著者:マイクル・Z・リューイン

読書メーター


2月には日数も少ないですが、思ったより読めて11冊。


収穫はM・Z・リューインの『神さまがぼやく夜』。

リューインの新作が読めるだけで嬉しい。


がっかりだったのは田中芳樹の『タイタニア5』。

ついに完結と喜んで読んだものの、拍子抜けといった印象。


再読で楽しめたのがクリスティの『アクロイド殺し』。

犯人が分かってて読む楽しさを堪能できました。



さぁ、3月。

暖かい日が多くなって春めいてくる時期。

ふらふら出歩いて読書量が減る恐れもありますが、ポアロものは最低一冊は読むと共に、積読本の消化も目指したいところです。