『エデン』 近藤史恵 | 固ゆで卵で行こう!

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エデン (新潮文庫) エデン (新潮文庫)
近藤 史恵

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スペインからフランスのチームに移籍し、白石誓(チカ)はただ一人の日本人としてツール・ド・フランスの過酷なレースに挑もうとしていた。

しかしチームはスポンサーの撤退を受けて解散の危機を迎え、チーム方針もライバルチームのサポートへと変わる。

そん中でチカはチームのエース、ミッコのアシストとして支える事を決意するのだが。




『サクリファイス』の続編(過去記事はこちら )。


舞台はあのツール・ド・フランス。


スポンサーの撤退によりチーム解散の危機の中で描かれるのは、日本人としてロードレースで活躍し続ける事の難しさや、レースの舞台裏で広げられる駆け引きや暗黙のルール。


そして「超弩級の呪い」を背負っているからこそ、絶好のチャンスを目の前にしたチカは歯がゆい気持ちを抱く事になるのだけれど、自分の力を自分らしく使う様子は清々しくもありました。


そしてスター候補選手ニコラが背負う事になる「呪い」も、いまは難しくともこの先きっと彼の背中を押してくれる事でしょう・・・!



それにしても前作はタイトルの意味が分かった時の衝撃も大きく、ミステリとしての要素も詰まってういましたが、本作ではスポーツ小説としての面白さを堪能させてくれました。


チカの今後も気になりますし、新たなステージに立つ姿を見てみたいですね。