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007 白紙委任状 上 (文春文庫)
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007 白紙委任状 下 (文春文庫)
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ディーヴァーが描く「007」という事で期待を大きくして読み始めました。
イアン・フレミングの原作の方と映画のジェームズ・ボンドをミックスしたような現代的なジェームズ・ボンドに仕上がっているよう。
冒頭から例の音楽を脳内で流しながら読みだせばワクワクが止まりません。
しかし、読み進むうちにディーヴァー版ジェームズ・ボンドにどこか違和感も覚えますね。
そんな中で後半に入り色々と展開しだすと、ディーヴァーらしくツイストも見せてくれ、また、アクションシーンもあって見せどころがてんこ盛りで楽しませてくれました。
ジェームズ・ボンドらしく食のシーンもしっかり見せるのが007のファンには嬉しいところでしょうか。
しかしそれでも何か違うと思ってしまうのも否めません。
それは最初から最後まで基本的にスマートなジェームズ・ボンド象であった事からかも。
もっと痛々しいような、生々しい場面があった方が、より雰囲気が出たかも・・・・と。
その辺がちょっと残念かな。
ところで妻も本作を読みましたが、イアン・フレミングの007を読んでない事もあってか結構楽しめたようです。
我が家にイアン・フレミングの007は全作揃ってはいるので、違和感の正体を確かめる上でも数作読み返してみようかなぁ。

