『窓際のスパイ』 ミック・ヘロン | 固ゆで卵で行こう!

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窓際のスパイ (ハヤカワ文庫NV) 窓際のスパイ (ハヤカワ文庫NV)
ミック・ヘロン 田村 義進

早川書房 2014-10-10
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英国諜報部員のカートライトは、あるミッションに失敗したとして〈泥沼の家〉と呼ばれる諜報部の最下層部署に左遷させられる。

ここに送られてきた者たちは何かしらの不祥事を起こして飼殺しされる〈遅い馬〉と呼ばれる部員達。

祖父の七光りでかろうじて〈泥沼の家〉にとどまっているカートライトもゴミ漁りの毎日を送っていたが、英国を揺るがす誘拐事件に関わり、返り咲きを目指し同僚たちと奮起する。





序盤は各登場人物の紹介にあてられているせいもあって退屈でありました。


しかし、中盤で物語が動き出すと共に、その退屈であった部分があったからこそ“窓際のスパイ”たちが血と肉をもって動き出す為、徐々に加速していく物語をより楽しめるようになっています。


決して派手な展開は見せないものの、読者を惹きつけて離さないように場面をいくつも展開させて見せるのもうまいですね。


二作目はCWAゴールドダガー賞も受賞されている事で邦訳が待ち遠しい限りです。