『シルバー・オクトパシー』 五條瑛 | 固ゆで卵で行こう!

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シルバー・オクトパシー (文芸書) シルバー・オクトパシー (文芸書)
五條 瑛

徳間書店 2014-06-11
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どんな事であろうと金次第で仕事を引き受け、引き受けた仕事は必ず履行する裏社会のプロフェッショナル集団「シルバー・オクトパシー」。

その「シルバー・オクトパシー」に舞い込んだ依頼は、脱北者の若い女性セリを安全な先進国に出国させるというもので、簡単そうな仕事だったのだが・・・。





「亡八」と呼ばれる情のかけらもない裏仕事専門の集団に、脱北者の女性セリを第三国へと移送させて欲しいとの依頼が舞い込みます。


簡単そうに見えた仕事だったものの、依頼人である韓国の老実業家が入管で強制送還となり、送還先で謎の死を遂げ、また、セリも入国後行方をくらませてしまいます。


「亡八」のメンバーは、仕事を完遂させる為にセリの行方を追うのですが、セリを追うのは「亡八」だけでなく、謎が謎を呼ぶ展開に。


各々の思惑が複雑に絡みあう中で「亡八」が見出した真実は、半島と日本の関係や歴史と、現在抱えていて、これからの課題ともなっている問題を著者得意の高いエンタメ性の中に隠して問いかけるサスペンスとなっています。


個性的な登場人物、「亡八」のメンバーもまだ全員描き切れていないので、続編が書かれる事を希望し待ちたいところですね。