2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2302ページ
ナイス数:262ナイス
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))
の感想
とにかく〈知りすぎたマルコ〉が健気。まさかこんないい子に悲劇が待っているのだろうかとドキドキさせる為に、ボリュームあっても一気に読ませます。特捜部Qの面々にも変化が。カールの方は私生活で変化が。アサドは前回の負傷からの復活と過去が薄らと見え、ローセも女性らしい面が見えるなど、キャラクターものとしても益々面白さがアップ。そしてその中で今回はデンマークだけでなく欧州のあまり知らなかった暗い一面がクローズアップされています。ところでシリーズは映画化されてこの冬には日本上陸という事でこちらも楽しみです。
読了日:7月21日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
太陽の召喚者 (魔法師グリーシャの騎士団1)
の感想
幼馴染マルへの恋心を抑えてきた痩せっぽちの少女アリーナが、自身の力に覚醒し世界を救う為に〈闇の主〉に従い、“太陽の召喚者”として真に目覚めるための修練する様子が、アリーナの孤独、そして成長をもってじっくり描かれている、三部作の序章的部分にあたる第一作目。アリーナが真実を聞かせれた後に素直にそれを信じてしまうあたりはもうちょっと疑ったり悩んだりする部分が欲しかったところ。しかし、真実を知ったアリーナが本当に世界を救うためにアルと共にどのような冒険を繰り広げるのか、今後に期待と共に楽しみにしたいですね。
読了日:7月17日 著者:リー・バーデュゴ
殺人者の顔をした男 (集英社文庫)
の感想
フィンランドの血筋をもちロシアからの帰国移民である探偵が主人公。失踪した妻を捜して欲しいという依頼と共に、マフィアからの依頼やロシアの情報部からの指令などが重なるように舞い込み、慣れない北欧の名前などもあって特に前半はまとまりが無いような感じも。しかしながら後半に入り、特に思いも寄らぬ展開を見せる辺りはなかなか上手い。そして何より複雑でいながらも芯は純粋なものを持ち続ける主人公を、全てを肯定できなくとも理解し受け入れようとする者の存在や、離れて暮らす家族との描写が物語に彩りを加え、ラストも温かいものが。
読了日:7月14日 著者:マッティロンカ
金魚鉢の夏
の感想
生活保護制度が廃止され、刑務所も無くなり、代わりに「希望の家」や「流刑島」というものが存在する日本。その「希望の家」で起きた老婆の転落事故の調査から転がるように様々な事柄が浮かびあがっていく隠された秘密。それらが著者らしいユーモラスで皮肉めいたセリフや行動を取る登場人物でもって描かれていくのですが、明らかになっていく事件もその裏にある真実も、いくつも拡散されて描かれているせいか、ちょっと散漫な印象を受けてしまうのが残念なところ。ただ、近未来の日本を通して著者が見せる人の本質は恐ろしくもあり、また優しい。
読了日:7月7日 著者:樋口有介
犯罪心理捜査官セバスチャン 下 (創元推理文庫)
の感想
なんというか普通なんだけれど面白かったというのは正直な感想。実は主人公を始め捜査陣もそれほど優秀な様子は見受けられず、また、登場人物が秘めている事も感心できないことばかり。けれども一つ一つ手掛かりを追っていく様子が特に主人公の皮肉めいた語り口などはユーモラスであって、またテンポよく進むために気づくと夢中になっています。事件の真相も陰鬱なものであるものの、事件を通じて描かれる主人公の心の旅路は、主人公のこれまでの行いとは裏腹に読後感を良くさせてくれました。続編も楽しみなシリーズになりそうです。
読了日:7月5日 著者:M・ヨート,H・ローセンフェルト
犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)
の感想
嫌われ者の主人公が捜査に加わるという事で、コミカルなものを予想していたら中身は普通の警察小説の様相を見せて意表をつかれました(笑)。主人公を始め、色々な登場人物がそれぞれが秘密を抱える中で徐々に捜査が進んでいくんですが、嫌われ者の主人公も憎めない様子で描いてるせいもあってか読みやすく、登場人物たちが抱える秘密と共に事件の真相がより気になってくる中で・・・下巻へ!
読了日:7月3日 著者:M・ヨート,H・ローセンフェルト
読書メーター
7月は5作品で6冊読了。
後半はあえて読んでいません。
でも代わりに「俺物語!!」 「7SEEDS」 「後宮デイズ」などなど、コミックをまとめて読んでました(;´▽`A``
そんな中で7月の収穫は特捜部Qシリーズの新作「知りすぎたマルコ」。
こちらはシリーズの中でもちょっと展開が見られて今後も楽しみ。
そして「犯罪心理捜査官セバスチャン」もなかなか面白かったですねー。
さて、今日から8月。
8月も後半に入るまで読書は自制。
息抜きや夜寝る前などに少し読むぐらいにする予定です・・・。