『スノーマン』 ジョー・ネスボ | 固ゆで卵で行こう!

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オスロに初雪が降った日、一人の女性が失踪する。

家に作られていた雪だるまに彼女のスカーフが残されて。

ハリー・ホーレ警部は新しく相棒となったカトリーネ・ブラットと共に捜査を開始するのだが、この10年間で同じような女性失踪の未解決事件が多くある事に気づく。

そしてハリーの元にも「スノーマン」と名乗る者からの謎めいた手紙が届く。




ノルウェーのオスロ警察警部〈ハリー・ホーレ〉シリーズ7作目です。

真冬に感想をアップしたかったところですが、気がつけば桜の季節に(;´▽`A``


さて、本書ですが最初はとっつきにくい部分はありましたね。

なんと言っても慣れない名前や地名などに戸惑い、登場人物一覧が無いせいで何度も読み返す事に(笑)。


しかしながら名前が覚えにくくて苦労した前半から一転し、後半は著者に仕掛けるツイストに気持ち良く物語を追う事ができました。


終盤の畳みかけるような展開も見事で最後は一気読み。


ただ、やはりシリーズ7作目という事で前作までで構築されてきた人物関係や心の機微などを存分に楽しめなかったのは残念。


以前に『コマドリの賭け』というシリーズ三作目が邦訳されているそうですが現在は入手困難でもあるし、この機会に集英社さんいは是非一作目から邦訳して欲しいですね~。