2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2284ページ
ナイス数:136ナイス
ジェイコブを守るため (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
の感想
息子であるジェイコブを守るために父と母は果たして。序盤からどこかズレというか違和感を覚えつつも、それがジェイコブという少年の本質が見えそうで見えないまま進む事によってより大きく感じる事に。それゆえに父が無条件で息子の事を信じようとし、母は信じたく思いつつも疑念が大きくなっていく中で迎える結末は苦くてやるせない。それぞれ愛するが故に尚更・・・。
読了日:1月31日 著者:ウィリアムランデイ,WilliamLanday
ロードサイド・クロス 下 (文春文庫)
の感想
この下巻の半ばで犯人確定かと思いきや、ここでもうひとひねり。ディーヴァーを読み続けている読者にはミスリードされている部分はある程度読めてしまうので、それほどの驚きは感じないかも知れませんが、読者が著者に求めているハードルは高いので、その辺は特にこのシリーズではあまり求めない方が単純に楽しめるのかも。ただ、やはりキネクシスを駆使した場面はもっと見たいところで、個人的にはそのキネクシスとロマンスに特化したライムものよりは軽めのミステリなシリーズにした方が、ライムものとの差別化もできていいかもと思います。
読了日:1月26日 著者:ジェフリーディーヴァー
ロードサイド・クロス 上 (文春文庫 テ)
の感想
〈キャサリン・ダンス〉シリーズ二作目。ブログのあり方はいま現在とは違うところはあると思うけれど、もしかしたらこの辺は日本と海外の違いってのもあるのかな。ただ、ネットで拡散される恐ろしさというのは現実にあるわけで、そういう意味での恐怖を描きつつ、ダンス自身に関わる問題も絡めてどのようの物語は転がっていくのか・・・下巻へ!
読了日:1月21日 著者:J・ディーヴァー
スノーマン 下 (集英社文庫)
の感想
序盤、とっつきにくく、また、名前が覚えにくくて苦労した前半から一転し、後半は著者に仕掛けるツイストに気持ち良く物語を追う事ができました。終盤の畳みかけるような展開も見事で最後は一気読み。シリーズ7作目という事で前作までで構築されてきた人物関係や心の機微などを存分に楽しめなかったのは残念。是非一作目から邦訳して欲しいですね~。
読了日:1月12日 著者:ジョー・ネスボ
スノーマン 上 (集英社文庫)
の感想
むむむ、登場人物一覧がないのがつらい(笑)。そういう部分もあってか若干乗り切れないんだけれど、それでもこの前半部分の終盤に入ると俄然と物語としての魅力が増してきます。てな訳で下巻へ!
読了日:1月11日 著者:ジョー・ネスボ
狂戦士伝説 魔界都市<新宿> (朝日ノベルズ)
の感想
このシリーズはそれほど巻を重ねていないせいか安定した面白さがありますね。 もっとも相変わらずの菊地節。最後の最後であっさりと決着。そしてメフィストはどこいったんでしょうね(汗
読了日:1月7日 著者:菊地秀行
読書メーター
2014年最初の月は6冊。
もうちょっと読みたかったな。
そしてこの中で新刊は菊地さんの〈新宿〉のみ。
あとは積読本を消化という結果に。
たぶん2月も積読本を消化する事がメインになるかな。
いまは荷物を増やさないために新刊を買うのを控えてるので![]()
さて、、1月の収穫は昨年末の各種ランキングでも名前があがっていた「ジェイコブを守るために」ですね。
ミステリ的な普通小説といった感じで、その結末も含めて読み手によって評価も分かれそうではありますが、なかなか良かったです。