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探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)
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札幌のススキノで便利屋をしている〈俺〉は、いつものようにバーへ酒を飲みに行くと、そこには大学の後輩という男が待っていて、同棲している彼女が帰ってこず行方が分からないと相談を受ける。
気乗りしないままその彼女の事を調べ出すと、どうやら数日前にラブホテルで起きた殺人事件に繋がりが見えてきて・・・。
〈ススキノ探偵〉シリーズ一作目です。
シリーズの二作目がこの一作目のタイトルで映画化されてますね。
そちらも面白かったのですが、果たしてその原点となる本書はというと、正直中盤以降まではハマりきれませんでしたね。
なんというか主人公に感情移入しにくかったです。
また、著者の文章にもなかなか慣れなかったのも一因かも。
それでも、話の筋に入り込めないまま読み進みめるうちに、主人公の〈俺〉が情報を得るためとはいえ、本意ではなくひどい扱いをしてしまった少年の死体を発見した時に涙する姿の、その純真さに惹かれるものを感じてからは物語にも没頭する事が出来ました。
物語としては、ススキノという歓楽街を舞台にした、どこか懐かしいとも言えるような海外ハードボイルドを思い起こさせるところがありましたね。
それにしても〈ススキノ探偵〉シリーズだけれど、主人公自身は自分の事を探偵とは名乗っていなかったんですねー。
便利屋と言っていますが、メインの収入は違法性のあるものからで、服装もヤクザみたいなってとこは、やはりなかなか感情移入しにくいものがありましたね(笑)。
