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昏い季節 (ヴィレッジブックス)
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豪雨によって街中に厳戒態勢が敷かれる中、公園のメリーゴーランドで死体が発見される。
最初は増水した川で溺死した遺体を何者かが運んだものと思われたが、検死の結果、毒殺された事が判明。
更に、捜査の指揮をとる刑事アーチーと捜査陣を嘲笑うかのように、同じように掌にそばかすに似た傷口がある死体が相次いで発見される。
〈ビューティ・キラー>シリーズ第四弾です。
といっても美貌の連続殺人鬼グレッチェンは今回は出番はほぼ無し。
という訳でシリーズとしては番外編といった位置づけになるのでしょうか。
けれどもその他のレギュラー陣は総出演という事でシリーズのファンなら文句なく楽しめる出来になっています。
というか、むしとシリーズ屈指の面白さだったのではないでしょうか。
アーチーの相棒であるヘンリーも生命の危機に陥る中、アーチーは文字通り体を張って犯人に迫ろうとします。
それに協力するのは捜査陣の仲間もそうですが、新聞記者スーザンが今回もアーチーにくっついて危険を顧みず事件を追います。
正直スーザンはこれまでどちらかというとアーチーの足を引っ張ることが多いんじゃないのと思っていたけれど、今回はスーザンにもスポットがより当たっているせいか、記者としての能力があることも描かれていて、今後の成長がより楽しみだなと思わせますね。
記録的な豪雨や、ヘンリーの危機的状況もあって、緊迫感溢れるまま終盤へと雪崩込む展開で一気読みでした。
さて、次作ではグレッチェンが復活するようです。
果たしてどのような物語になるのか今から楽しみですね。
