『紳士の黙約』 ドン・ウィンズロウ | 固ゆで卵で行こう!

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紳士の黙約 (角川文庫) 紳士の黙約 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 中山 宥

角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-09-25
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サーフィンをこよなく愛するサンディエゴの探偵ブーン・ダニエルズ。

そんな彼に“紳士の時間”に集うサーフィン仲間である実業家から妻の浮気調査を頼まれる。

同じ頃、地元のみんなから愛されている伝説的なサーファーK2が殴り殺された事件で、加害者の弁護士から事件について調査するよう依頼される。




『夜明けのパトロール』感想はこちら )で登場したサーファー探偵ブーン・ダニエルズを主人公とした〈ドーン・パトロール>シリーズ二作目です。


サーフィンする以外にはたまに探偵業を営むといったブーンが、浮気調査をサーファー仲間から頼まれる事から物語は始まります。


それに並行して誰からも愛されブーン自身も敬愛していたK2というサーファーが若者に殴り殺された事件で、その加害者の弁護士から事件について調査を依頼されるのですが、この事件に関しては誰もがみな加害者に極刑を望んでおり、その加害者の利になるような行動を取るということは、“ドーン・パトロール”の仲間との友情を裏切るような行為とも言えます。


けれども何故ブーンは依頼を受けるのでしょうか。


それはブーンがブーンである為に、そしてK2を愛していたが為なのですが、やはりブーンと仲間たちとの間には亀裂が入り、ブーン自身も苦悩を隠せません。


しかし調査を進めるブーンは、K2を殴り殺したのは容疑者である若者ではないと感じます。

やがてブーンは事件の真相に近づいていく事になるのですが・・・物語の終盤“ロック・パイルの決闘”の場面では胸が熱くなってしょうがなかったです。

いやはや、男同士の友情ってのは熱くていいですねぇ。


シリーズ二作目は前作以上に夢中になって読めました。

今のところシリーズ三作目は発表されていないようですが、著者には是非とも更なる続編を、ブーンたちの活躍を描いて欲しいところです。