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彩雲国物語 紫闇の玉座(上) (角川ビーンズ文庫)
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〈彩雲国〉シリーズもついに完結編に突入です。
まぁ、前巻から間が空いたのと、ずいぶん前に出てきた登場人物がちょこちょこ顔を出したりしてきたりして、一瞬この人だれだ、なんて思いながらも読み進めれば一気読みでした(笑)。
さて、来月発売の下巻にてシリーズは完結という事で、クライマックスに向けて畳みかけるように物語は動いていきます。
これまでの伏線や、あの人たちがどのように想っていたのか、そしてどのように行動していたのかが判明し、「あぁ、そうだったのか」と感慨深いものが。
とくに今回の物語の軸であった飛蝗害についてなどがどのように収束されるのかなど気になり、また、秀麗の体のことなど気になることは多すぎる中で、最後は瑠花と羽羽様の真の姿が見られて、これまでのことをすべて持っていったしまったかなような印象すら受けました(笑)。
さて、今回は肝心の王様・劉輝の出番は全くと言っていいほど出番はなし。
相変わらずダメっぷりしか見えてこなかった中で、それでも見直すべき姿が見えたのが光明でしょうか。
いっそ王は旺季であれば・・・なんて思いが脳裏によぎる中、劉輝の可能性を信じる秀麗を信じて完結編を待ちたいと思います。
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