『蘇えるスナイパー』 スティーヴン・ハンター | 固ゆで卵で行こう!

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蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー) 蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)

蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)
蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)
スティーヴン・ハンター 公手 成幸

扶桑社 2010-12-01
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4件の狙撃事件が発生し、どの事件も使用ライフル弾は同じものと判明。

FBI特捜班のニック・メンフィスはその捜査線上にヴェトナム戦争の最優秀狙撃手の名前が上がり、犯人を追いつめるのだが犯人は犯罪に使用したライフル銃で自殺していた。

一件落着に見えた事件だが、どこか違和感を覚えたニックは旧知の仲であるスナイパー、ボブ・リー・スワガーに協力を要請する。




ボブとその父アール、二人の戦いを描く〈スワガー〉サーガで、本作はボブを主人公とした〈ボブ・リー・スワガー〉シリーズの最新作となります。


連続狙撃事件を起こした犯人は、ヴェトナム帰還兵の英雄で、戦時に最も敵を狙撃した数で一番とされていたが、後に二番目だったと判明された人物。

その人物が妻を亡くしアルコールに溺れて精神に変調をきたし、一番に返り咲く為に狙撃事件を行い更に自殺して事件は決着となるところが、同じくヴェトナム帰還兵で伝説的なスナイパーであるボブ・リー・スワガーの調査により、別のものが犯人で、自殺したとされるヴェトナム帰還兵は汚名を着せられたと思われます。


改めて捜査を開始するFBIに協力して恐るべき正確さでもって狙撃を可能にする〈アイ・スナイパー〉というライフル銃の存在がクローズ・アップされます。


FBI特捜班のニック・メンフィスは、政治的圧力を受けながらも真実に辿り着く為にボブを支援。

そしてボブは地道に、しかし確実に真相に迫って行きます。


前半は探偵小説のように調査し真実へと迫って行く様子が描かれています。

その調査はボブの直感に従っていく為に、少々都合が良すぎるのではと思うような展開を見せます。


しかしそれも御愛嬌。

後半、特に終盤のスナイパー対決。

そして壮絶なガンファイトに興奮を覚えずにいられません。


ここ最近のシリーズは正直低迷していたと言ってもしょうがない出来だっただけに、原点回帰のような本作はスナイパーらしいボブが復活というのが嬉しい快作でした。


S・ハンターの復活を喜び、これからの作品も楽しみに待ちたいですね。




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