『警鐘』 リー・チャイルド | 固ゆで卵で行こう!

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警鐘(上) (講談社文庫) 警鐘(下) (講談社文庫)

警鐘(上) (講談社文庫)
警鐘(下) (講談社文庫)
L. チャイルド 小林 宏明

講談社 2006-02-16
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放浪の旅の中の元憲兵隊少佐のジャック・リーチャーはフロリダで自分を探しに来た私立探偵と会う。

何の目的で自分を探しにきたのか分からなかったリーチャーはその私立探偵を追い返すが、更に自分を探しに来た怪しげな二人組に会った後日、殺されたその私立探偵の無残な姿を発見する。

リーチャーは少ない手掛かりを元にニューヨークへと飛び、いったい何が起こっているのか調べ始めると意外な人物と再会する。




<ジャック・リーチャー>シリーズ三作目です。


今回リーチャーが巻き込まれるのはヴェトナム戦争で行方不明になった兵士を巡った事件。

前作がアクションを前面に押し出していたのと違い、今回はサスペンス色が強くなっていますね。

そして何よりも今回の特徴は放浪人だったリーチャーが初めて守るべき女性ジョディに出会うというところにあります。

もともとこの女性はリーチャーが軍人だった頃に父のように慕っていた上官の娘で、15年前にまだ少女だった頃から惹かれていた存在。

果たして大人の女性となった今でも魅力的なジョディに再び強く惹かれるリーチャー。

そしてジョディの方もリーチャーの事を昔から惹かれていた事もあって、時を経て強く惹かれていく様子もじっくり描かれているのが印象的でした。

このじっくり描かれているというところが、リーチャーを始めジョディたち登場人物たちにより人間味が出て魅力的に見えるようになっています。


少々長く感じるような描写も無きにしも非ずですが、二人に迫る危機と米国軍の暗部に関わる秘密も加わりスリリングに描かれていて楽しめました。



さて、放浪人だったリーチャーが「錨」を手に入れてどのように変化するのか。

今後のシリーズの展開も楽しみです。


・・・と、思ったらこのシリーズはこの三作目以降はリーチャーの過去を描いたシリーズ八作目が出ているだけでシリーズ四作目以降は出ていないようです。とほほ~。




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