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フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)
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かつて凄腕の殺し屋として"フランキー・マシーン(機械)”と呼ばれたフランクは、今では足を洗い釣り餌店を始め複数のビジネスを抱える"餌屋のフランク”として、別れた妻と娘、それに愛人に会い、〈紳士の時間〉と呼ばれる時間帯にはサーフィンを楽しむ毎日を送っていた。
しかしそんなフランクの元に何者かが刺客を送りこんできてその生活は一変する。
元マフィアの伝説的な殺し屋フランク。
62歳となった現在は"餌屋のフランク”として皆から愛される存在となっています。
しかし、そのフランクの元に次々と現れる刺客。
果たして誰が何の為にフランクを消そうとしているのか。
フランクは自身の過去を振り返りながら自身の命を狙う存在を探り出そうとします。
老齢に差し掛かったとはいえ、その腕前は衰え知らず。
フランクの命を狙うものでさえ、その姿には畏敬の念を覚えずにはいられません。
また、フランク自身が現役時代から貫いてきた「ゲームの参加者ではない者の命は狙わない」や「密告者には決してならない」といった信念は、標的を前にした時には一切の感情を排して例えそれが恩人や旧友であろうとためらう事なく引鉄を引く姿には、たとえマシーン(機械)と呼ばれていても思わず好感が持て、また共感を覚えずにはいられませんでした。
複雑でありながら、ある意味シンプルなマフィアの歴史を交えて、フランクが思い返す過去の出来事と現在の逃避行と謎が絡んで、ついついページを捲る手も止まらず最後は一気読みでした。
果たしてフランクは無事にこの事態を切り抜ける事が出来るのか。
最後の最後まで気を抜く事が出来ないクライム・ノヴェルでした。
ところで昨年絶賛された著者の『犬の力』ってまだ読んでないんですよね。
これを機会に手に入れるだけでもしておかないと(汗)。
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