| 今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
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<みをつくし料理帖>シリーズ四作目です。
澪が想いを寄せる小松原の正体が明らかになり、澪が自分の想いを封印しようとしながらも、その想いを大切にする決意を抱いて小松原にほうき草の実を差し出す場面には切なくなりましたね。
今回は澪に対して大きな試練というのがなかった分だけ地味に見えるけれど、澪の成長と澪の大きな目標が見えて、これからの展開も気になりますね。
そして、澪の作る美味しそうな料理とつる屋に関わる人々― 伊勢屋の美緒、戯作者の清右衛門、澪の隣人のおりょうにその旦那の伊佐三など、澪のまわりの人々の優しさなど、その暖かさに今回もほっこりさせてもらいました。
そろそろ大きな展開も期待しつつ、次作も今から楽しみですね~。
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