二人で一人の仮面ライダーという、今までにない斬新かつ不安に思わせる設定で始まった仮面ライダーWも先日ついに最終回を向かえました。
二人で一人という設定は新しいものであったかも知れないですが、内容は二回の放映で一話完結というスタイルを守り、割合オーソドックスなヒーローものとして描かれ、子供も大人も安心して観れる内容だったんじゃないでしょうか。
基本的に今までの平成ライダーシリーズによくあったように投げっぱなしな謎もなく、設定もキャラクターも伏線もほぼ破綻する事なく見事に完結。
最初から最後まで丁寧に作り込まれていたなぁというのが印象ですね。
ハードボイルドに生きようとする探偵がその実はハーフボイルドであるという設定は好きなんですが、もうちょっとハードボイルド色が強いとより楽しめたかなというのが個人的な感想。
別にバリバリにハードボイルドな部分を増やすのではなく、ちょっとしたセリフや行動にニヤリとさせるようなアクセントが欲しかったです。
あとは、一年という長丁場を全体的に引っ張る謎というのが薄かったのも残念。
一話完結方式はスッキリはしていていいのですが、もう少し「早く続きが観たい!」と思わせるようなヒキが欲しかったかも。
けれども先に述べたように本当に丁寧に描かれていて、そういう意味ではシリーズの中でも屈指の出来だったんじゃないでしょうか。
最終回にはきっと戻ってくるとは思っていたけれど、最終回直前の回でフィリップが消える場面では涙しそうになったし、また、かけがえのない相棒フィリップを消したくないと変身しないで生身で戦おうとする翔太郎の姿にも熱いもの感じました。
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さて、明日からは新シリーズ「仮面ライダーOOO(オーズ)」が始まります。
今度はどんなドラマを見せてくれるのか楽しみです。
予告を見た限りでは主演の男の子の演技が、平成ライダーシリーズでは久々に微妙な初々しい感じがしたので、主演のこの成長を見守るのも楽しみかも(笑)。
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