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ミストスピリット 3 (ハヤカワ文庫FT)
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〈たもちびと〉であるセイズドは、過去の文献などを研究し続ける一方で、ヴィンこそが本当の〈時代の勇士〉なのではないかと信じるようになる。
そして王位を追われたエレンドとヴィンを守り、未来を託すためにある計画を立てるのだった。
「ミストボーン」シリーズ第二部完結編です。
〈霧の落とし子〉であるゼインの誘いと、エレンドへの想いの狭間で揺れるヴィンが、エレンドを助ける為にゼインと〈霧の落とし子〉の能力を活かした戦いを見せる場面が見所。
そして中盤ではヴィンがゼインの言葉を受けて下す決断と、エレンドたちの勢力内で見え隠れしていたスパイの意外な正体が明かされる場面が見所。
そして終盤に入ると、ヴィンが〈霧の落とし子〉としての圧倒的な力を見せるルサデルの戦いに引き込まれ、獣人族であるコロスの意外とも言える弱点の発見にも驚きが。
そして〈即位の泉〉に引き寄せられるヴィンの取った行動が、〈霧〉の本当の恐ろしさを顕現させる事に繋がるという、このシリーズの完結編である第三部がますます早く読みたくなる、どんでん返しの連続とも言える展開でみせるラストと、さすがに第二部の完結編とあって、最初から最後まで見所満載、読み応え十分でした。
新たな力を手に入れたビヴィンたちは果たして〈霧〉の脅威を人々から取り除くことができるのか。
9月から刊行となる完結編が待ち遠しい！
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