6月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3656ページ

ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)
荒廃し、人間が人間性を失った世界で、南へとひたすら歩き続ける親子の物語。彼らが運ぶ「火」は読者の心の何かを灯すもの・・・。
読了日:06月27日 著者:コーマック・マッカーシー
WORLD WAR Z WORLD WAR Z
人々はいかにして死者で溢れかえる世界を生き延び、どのように戦い、そしていま何を思うのかが描かれていく中、ゾンビに襲われる時の恐怖や、人の業や政治の愚かさなどを超えて、世界がゾンビという敵に対して一つになっていく様子は、たとえそれが一時期だけのものに過ぎないと分かっていても感動的ですらありました。
読了日:06月25日 著者:マックス・ブルックス
地球最後の野良猫 (創元SF文庫 ) (創元SF文庫 フ 10-1) 地球最後の野良猫 (創元SF文庫 ) (創元SF文庫 フ 10-1)
いろいろな部分で読者が自身の想像力に頼るしかないような描写が多く、いろんな部分で投げっぱなしな印象が。それでもラストの活劇部分は読み応え有るしラストが意外にヘヴィなのも悪くなかった。そして何より出番は少なくとも猫はやっぱり可愛い。
読了日:06月21日 著者:ジョン・ブレイク
僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫) 僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫)
高校生編スタートで、これから物語が動き出すプロローグ的なお話でしたね。龍神が自分らしく生きるためにこれから何をどのように学んでいくのか楽しみです。
読了日:06月16日 著者:香月 日輪
ぼくの名はチェット (名犬チェットと探偵バーニー1) (名犬チェットと探偵バーニー 1) ぼくの名はチェット (名犬チェットと探偵バーニー1) (名犬チェットと探偵バーニー 1)
主人公は私立探偵バーニーの飼い犬であるミックス犬のチェット。そのチェットの視点で描かれる少女の誘拐事件は、食べ物など目先のものに気を取られると人間たちの会話や大事な事を見逃したりしちゃkんだけれども、飼い主のバーニーへの無償の愛と生きる事の喜びに満ち溢れた様子が活き活きと描かれていて爽やかなミステリとなっています。さらに犬好きなら無条件でより楽しめます。
読了日:06月14日 著者:スペンサー・クイン
警官の紋章 (ハルキ文庫) 警官の紋章 (ハルキ文庫)
三部作の完結編?全然完結してないし、佐伯・小島・津久井の視点から語られる別々の事柄が収束していく様子もさほど緊迫感も感じれず色んな意味で消化不良。何より佐伯と小島の関係が一番消化不良かも。
読了日:06月13日 著者:佐々木 譲
P2〈下〉 (新潮文庫) P2〈下〉 (新潮文庫)
題材としては魅力的ながら、構成もいまいちだし主人公も魅力的に描かれておらず、エンタメ小説としてのデキは残念ながら・・・。
読了日:06月07日 著者:ルイス・ミゲル ローシャ
P2〈上〉 (新潮文庫) P2〈上〉 (新潮文庫)
読了日:06月07日 著者:ルイス・ミゲル ローシャ
ペンギン・ハイウェイ ペンギン・ハイウェイ
出会いと別れ、生と死、時間と空間など、ちょっと哲学的でSFチックなファンタジーとして、切なくも爽やかで、そして甘酢っぱくも少年が少しだけ大人になる様子に不覚にも涙。
読了日:06月07日 著者:森見 登美彦
裏切りの峡谷 (集英社文庫) 裏切りの峡谷 (集英社文庫)
『チャイナ・レイク』の続編で、前作にあった、よく言えば大陸的で悪く言えば大雑把な感じから一転、理知的なものに。プロットも複雑でボリュームも満点で前作以上に楽しめる仕上がりになっていました。
読了日:06月03日 著者:メグ・ガーディナー

読書メーター



6月はなんとか10冊読めました。

しかし当たり外れの大きい月だったかも。


6月のイチオシは森見登美彦の『ペンギン・ハイウェイ』(過去記事は→http://ameblo.jp/rasimaru/entry-10554504036.html )

それから好き嫌い分かれそうだけれど、マックス・ブルックスの『WORLD WAR Z』(過去記事は→http://ameblo.jp/rasimaru/entry-10569332539.html )。




さて、7月は樋口有介の新作が出るらしいので楽しみだ!