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けんぷファー〈12〉 (MF文庫J)
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<けんぷファー>シリーズ最終巻です。
何故か古本屋で何気に手に取り一気に漫画感覚で読んだライトノベル。
めんどうくさくて感想記事にはしませんでしたが、アニメや漫画にもなったらしいこの人気シリーズの最終巻だけでもちょこっと触れておこうかと・・・。
ストーリーは、主人公の男の子がある朝目覚めると女の子になっていて、憧れの同級生から貰ったぬいぐるみに話しかけられて<ケンプファー>なるものとして戦う存在に選ばれ、<ケンプファー>同士で戦う事に。
<ケンプファー>は本来女性しかならないのに、何故主人公は選ばれたのか。
男と女の両方の学園生活をおくりながら<ケンプファー>として否応なしに戦い続ける事になる学園ラブコメアクションというもの。
で、感想ですが、この手のものの王道パターンである、普通の男の子が何故か周りの美少女にモテモテという設定はいいとしても、最後の最後まで殆ど主人公の取り柄みたいなものは描かれずってのは如何なものか。
でも、どうして周りの美少女がこんな主人公に惚れてしまうのか疑問にもっちゃ・・・話は進まないですね(笑)。
しかし・・・主人公が最後に選ぶ少女には正直がっかり。
いや、選んだ事じたいは全くもっていいんだけれど、それに対する伏線みたいなものが殆ど無かった事はどうなんでしょ。
そして、選んだ後が何よりも問題。
主人公と付き合う事になった少女は本当にそれでいいのだろうか。
あくまでもそれって代理でしかないような気がしてならない。
そういう事をしてしまう主人公って・・・ちょっと情けないような気がするのは自分だけでしょうか。
こんな事なら最後は他の少女たちも含めて、まだチャンスはある。
未来は分からないっていような元気ある終わり方が良かったなぁ。
というわけでめちゃ久しぶりに読んだライトノベルの完結編で脱力してしまったのでした。。。
