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浪華疾風伝 あかね 弐 夢のあと(ポプラ文庫ピュアフル つ 1-2)
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再会した母親からの思いもよらぬ言葉。
それは茜自身が実は影武者だといういうもの。
そして大坂を脱出以来ずっと側で護ってきてくれた真田幸村の嫡男・大介を信用するなというものだった。
『浪華疾風伝 あかね 壱 天下人の血』(過去記事はこちら )に続くシリーズ二作目です。
自分自身が太閤・秀吉の血をひく豊臣家の姫である事を信じて疑う事のなかった茜が、再会した母親の言葉に心揺れ動きます。
そんな中、茜は影武者であると信じていた天秀尼の行方が分かり、茜は大介を伴わないで会いに。
果たして自分こそが本物であるのか、それとも偽物であるのか・・・。
そして大介の忠義は本当のものなのか・・・。
一巻のラストで投げかけられた疑問について意外にあっさりと解決した部分もありますが、豊家の隠し財産は本当にあるのか。
黙って茜に付き従う大介の胸の内は。
また、豊家に復讐をせんと暗躍する甲斐や<在天>と呼ばれる謎の一族の思惑とは。
そして弟の国松丸の行方は。
などなど謎はまだいっぱい残されており、茜と、もう一人のヒロインである酒屋の娘であるお龍の仄かな恋心の行方も気になるシリーズです。
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