『チャイナ・レイク』 メグ・ガーディナー | 固ゆで卵で行こう!

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チャイナ・レイク (ハヤカワ・ミステリ文庫) チャイナ・レイク (ハヤカワ・ミステリ文庫)
メグ・ガーディナー

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弁護士兼SF作家であるエヴァンは、空軍のパイロットである兄ブライアンの6歳の息子ルークを預かっていた。

そのエヴァンの前に兄の別れた妻タビサが現れる。

狂信者集団「レムナント」の信者としなっていたタビサは息子を奪い返そうとするのだが、その裏には「レムナント」の意思も・・・。

エヴァンはルークを守る為にも「レムナント」に立ち向かうのだが、その中で「レムナント」の恐るべき陰謀を嗅ぎ当てるのだった。





とにもかくにも最初から最後まで張りつめた緊張感漂う濃厚なサスペンスでした。


甥っ子のルークを狙う兄の別れた妻タビサとカルト集団が仕掛ける執拗な罠や攻撃。

それに立ち向かう弁護士兼SF作家のエヴァンと、その恋人である弁護士で足の不自由なジェシーたちの奮闘ぶりは、まさに手に汗握る展開で最初から最後までテンション高めのまま読み切る事ができました。


どこかギャグめいて見えるカルト集団の計画は、逆にそれだけに恐ろしく感じる事ができ、主人公たちの言い分を信じない警察の無能ぶりが、物語の緊張感や緊迫感に拍車をかけてくれます。


よく考えてみると何もかも大雑把なストーリーでもあるのが、なんとも大陸的といいますか・・・(笑)。

しかしこういう大雑把な感じがあるからこそ愛すべきストーリーに仕上がっているのかも。


ただ個人的に残念だったのは主人公の造形に不満があるところ。

タフなヒロインではありますが、弁護士である割にはすぐに血がのぼって冷静な判断に欠けるところや、SF作家であるという設定にあまり意味がなかった点が、どうしても最後まで喉に引っかかった魚の小骨のような違和感のように感じ、主人公に感情移入しにくかったところが残念でしたね~。






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