9月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

9月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4018ページ

ジョーカー・ゲーム ジョーカー・ゲーム
正直期待してた程ではなかったかな。サラッと読めるスパイ小説で、面白いのは面白いんだけれども、いまひとつグッとこないのは好みの問題か。けれど、これはきっとスパイたちがもつ無名性が全体の雰囲気を非現実的にさせていて、そういった意味では成功しているのかも。お気に入りは表題作。
読了日:09月29日 著者:柳 広司
ロマンス小説の七日間 (角川文庫) ロマンス小説の七日間 (角川文庫)
あかりが翻訳するロマンス小説が、現実のあかりの恋愛を反映し、原作と離れた創作ものとして描かれていくのは面白かった。
読了日:09月24日 著者:三浦 しをん
笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2) 笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2)
ちょっと都合良すぎな部分と、最後はもう少し余韻が楽しめると良かったけれど、終盤の盛り上がりにはドキドキ。
読了日:09月21日 著者:佐々木 譲
吸血鬼ハンター 21 D-魔性馬車 (朝日文庫 き 18-33 ソノラマセレクション 吸血鬼ハンター 21) 吸血鬼ハンター 21 D-魔性馬車 (朝日文庫 き 18-33 ソノラマセレクション 吸血鬼ハンター 21)
今回はちょっとあっさりめな印象。今一つ盛り上がりに欠けた感じ。
読了日:09月21日 著者:菊地 秀行
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
主人公二人の微妙は距離感は絶妙で、二人が交わす会話には何度も笑わされた。再生と希望を描いているけれど、それが決して容易く得れるものでは無く、過ちを繰り返しながらそれを描いている様子に好感が持てた。
読了日:09月18日 著者:三浦 しをん
荒野のホームズ〔ハヤカワ・ミステリ1814〕 (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS (1814)) (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 荒野のホームズ〔ハヤカワ・ミステリ1814〕 (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS (1814)) (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
中盤以降、いよいよオールド・レッドがホームズをしだした辺りから一気に面白くなった。ラストシーンもなんだか胸がいっぱいになって良かった。シリーズ二作目も読まないと!
読了日:09月16日 著者:スティーヴ・ホッケンスミス
敵は海賊・短篇版 (ハヤカワ文庫JA) 敵は海賊・短篇版 (ハヤカワ文庫JA)
「わが名はジュティ、文句あるか」は異色といえば異色だけれども、こういうのも好きです。またこういった短編集も出して欲しいなぁ。
読了日:09月10日 著者:神林 長平
ドクター・メフィスト 若き魔道士 (ノン・ノベル) ドクター・メフィスト 若き魔道士 (ノン・ノベル)
メフィスト自身の活躍は今回は地味目。なんだかんだで最後の方に出てきたあの人がいいところを持っていったなぁ(笑)。
読了日:09月08日 著者:菊地 秀行
毒蛇の園 (文春文庫) 毒蛇の園 (文春文庫)
前二作に比べるとインパクトに欠けるような、割りとオーソドックスなサスペンス。カーソンの兄ジェレミーが登場しなかったのが次作にどう活かされるのか楽しみにしたい。
読了日:09月07日 著者:ジャック カーリイ
蛹令嬢の肖像 (集英社文庫 テ 10-1) 蛹令嬢の肖像 (集英社文庫 テ 10-1)
いまひとつスッキリしない読了感。もっとサスペンスフルに仕上げる事も可能だったんじゃないかな。今回の事件で実際に幸せを得た人は主人公を含めていなかったのでは?
読了日:09月04日 著者:ヘザー・テレル
グラーグ57〈下〉 (新潮文庫) グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)
前作とは違った面白さ、興奮を堪能できました。復讐の連鎖の中、レオたちが信じ抜くものとは果たして・・・。そして爆煙の中でフラエラが掴みとる本当の復讐の姿に震えがきます。予想を覆すような展開で一気読み。個人的には前作以上に楽しめました。
読了日:09月02日 著者:トム・ロブ・スミス
グラーグ57〈上〉 (新潮文庫) グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)
期待を上回る面白さは、前作と違って冒険小説のような作品となっている部分も大きいかも。ライーサが突き付けられた選択の答えは?!そしてレオは窮地からどう逃れる事が出来るのか?!下巻でどう決着付けられる楽しみ。
読了日:09月01日 著者:トム・ロブ・スミス

読書メーター




9月の読了本は12冊と少なめでした。


そんな中での収穫は何と言ってもトム・ロブ・スミスの『チャイルド44』の続編である『グラーグ55』(記事はこちら )ですね。

前作とはガラッと趣の変わった作品ながら、個人的には前作以上に楽しめました。


さて、読書の秋です。

10月はペース上げて行きたいところです!