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ミストボーン―霧の落とし子〈2〉赤き血の太陽 (ハヤカワ文庫FT)
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小貴族の娘として訓練を受けたヴィンは、貴族たちの間で開かれる舞踏会へ情報収集の為についに参加する事に。
そしてその場でヴィンは他の貴族とは違った振る舞いを見せるエレンドという貴族の子息に出会い、我知らず惹かれ始める。
一方盗賊団のリーダーであるケルシャーは、兵を集めるのに成功し革命に向けて順調に計画を前進させていた。
「ミストボーン」シリーズ第二作目。
革命に身を投じたヴィンは、貴族の令嬢に化けて舞踏会に潜入し、貴族たちの会話などから色々な情報を仕入れる任務に就きます。
貴族の令嬢としての訓練を重ね、いよいよ舞踏会デビューを果たしたヴィンですが、そこで出会ったエレンドという貴族の子息に出会い、そして貴族の世界に浸る事でヴィンの中で迷いが生まれる様子が良かったですね。
スカーと呼ばれ虐げられる存在であったはずのヴィン。
だからこそ革命を起こそうとするケルシャーについていこうと決心したはず。
けれども貴族と言えどもその誰もが傲慢で嗜虐性がある訳でなく、同じ人間であるのではと心の内で迷い、戸惑うヴィンを更に惑わせる存在がエレンド。
実は大貴族の跡取りであるというエレンドに知らずに惹かれていくヴィン。
果たしてこの出会いがヴィンを、そして革命にどう影響を与えていくかが楽しみです。
一方ケルシャー自身もただ盗賊団を率いていた頃とはいい意味で変わっていきます。
計画を成功させる為に自制し、そして仲間を鼓舞し、そして労り・・・。
けれどもある事が計画の変更を余儀なくさせます。
失意と怒りに駆られながらも、計画を邁進させようとするケルシャー。
果たしてケルシャーの思惑通り事が進んでいくのか、そして仲間たちはその計画にどのように関わっていくのか今後に注目です。
今回のお話は、まだまだこれからの為の布石という感じで物語自体は大きく動きはしませんでした。
けれどもヴィンが手に入れた本の内容から、支配王の過去が少しずつ語られるなど、この世界の謎もちょっとではありますが明かされ始めているのも面白かったですね。
その謎も含めて今後が更に楽しみなシリーズです。
