『ヒトリシズカ』 誉田哲也 | 固ゆで卵で行こう!

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ヒトリシズカ ヒトリシズカ
誉田 哲也

双葉社 2008-10
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5つの殺人事件に係わる「シズカ」という女性。

事件を追う刑事たちが見た「シズカ」の真実とは?

連作短編集という形で一人の女性を追いかける本書ですが、正直最後まで「シズカ」の本当の姿というのは見えてこなかったかも。

でも、誰が人の本当の姿というものを完全に理解する事が出来るのでしょうか?

なので、本書でも「シズカ」という女性の本当の姿というのは誰にも見えないままで良かったのか知れないですね。


でも、それだけにどうしても物足りなさを覚えずにはいられなかったのも事実。

最初の事件から最後の事件までは20年ぐらいの時間が流れているのだけれども、その時の流れってのが感じ難かったのと、事件そのものと事件を追う刑事たちの繋がりというのが希薄だったせいかも。

もう少し「ああ、ここでこう繋がるのか」と思うような場面があれば、全体的に締まって感じになって良かったのでは。