『海賊船ベヘモスの襲撃 翼のない少年アズの冒険2』 ジェイ・エイモリー | 固ゆで卵で行こう!

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海賊船ベヘモスの襲撃 翼のない少年アズの冒険2 (創元推理文庫) 海賊船ベヘモスの襲撃 翼のない少年アズの冒険2 (創元推理文庫)
ジェイ・エイモリー

東京創元社 2009-05-05
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天空都市(スカイシティ)に住む翼ある民と、地上に住む翼の無い民。

二つの種族の交流が、生まれつき翼のない天空人(エアボーン)アズの活躍によって生まれたものの、二つの種族の間にある溝は簡単に埋められるものではなく、アズ自身も地上人(グラウンドリング)の恋人キャシーとの関係に悩んでいた。

そんな中、エアボーンの海賊によって地上の製油所が襲撃される事件が起こり、再びアズは二つの種族の関係の危機に挑む事になる。





『スカイシティの謎 翼のない少年アズの物語』の続編(過去記事はこちら )です。


前作で天空人(エアボーン)でありながら生まれつき翼のないハンデを背負いないがらも、そのハンデのおかげで天空都市にとって大きな危機を回避し、果ては地上人(グランドリング)との新たな関係をもたらす活躍をみせたアズ。

そのアズがエアボーンの海賊によってもたらされる二種族間に走る緊張に再び臨む事になります。


前作ではどこか物足りなく感じた部分、特に設定が魅力的ながらも登場人物たちが描ききれてないと感じた部分が払拭され、前作同様細かく場面転換するせいもあって非常にテンポよく、更には空中行われる飛行船同士の戦いなども臨場感あって、実に面白かったです。


また、エアボーンとグラウンドリングの二つの種族に横たわる偏見や確執、恨みや僻みなども加わって、登場人物それぞれに深みが出ていてる点も良かったです。


前作読んで「うーん、もうちょいだったので二作目読むのはどうかな」と悩んでる方にもお勧めできるんじゃないでしょうか。



それにしてもラストはひどい引きで終わってびっくり。

早く更なる続編が読みたいですね~。