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魔境遊撃隊〈第二部〉 (ハルキ文庫)
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作家の栗本薫は謎めいた美少年・印南薫の誘いに乗って、南太平洋上にある巨大遺跡のある孤島、セント・ジョゼフ島への探検隊の一員として参加する。
果たしてその孤島に上陸した一行は、そこで奇妙な出来事の連続にあう。
作家・栗本薫が謎めいた美少年の誘いに乗って渡った南太平洋の孤島。
そこで遭遇するのは謎の巨大遺跡、恐竜や、失われた伝説の大陸の影、そして古き神々クトゥルー・・・。
なんともサービス満点ともいうべきその冒険行は、奇想天外でそして恐ろしき未来を暗示しつつも、ラブクラフトが創りあげ、そして色んな作家が描いてきたクトゥルー神話が闇の中で描かれてきたのと違って、陽の光の下で極彩色で描かれているかのような点が、ただの絶望ではなく希望も見出せるような神話として描かれているのが特徴でしょうか。
本書は数日前に再読したんですが(その時の記事はこちら )、これを単体で読むのは実は少々分からない部分もあるかも知れないですが、「ぼくらシリーズ」や「魔界水滸伝」、そして「グイン・サーガ」を読んでいる読者であるなら是非とも読んでおきたい作品かも。
そう、本書は著者である栗本薫の分身ともいうべき作家・栗本薫が「グイン・サーガ」を書きだすきっかけともなった作品でもあり、また、「魔界水滸伝」のある部分は真実であり、そして著者の栗本薫が描いた世界がもしかしたら別次元だとしても本当にある世界かも・・・と思わせてくれる物語なのです。

