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エドワードの家族の好意により自身の誕生日パーティに招かれたベラ。
しかしそこで犯したベラの不注意によってエドワードはベラに別れを告げ、そしてカレン一家はフォークスを離れてしまう。
魂が抜かれてしまったかのようなベラは、2つ下の少年ジェイコブの陽気さと好意に甘えるのだけれども・・・。
<トワイライト>シリーズ第二期の文庫版です。
前回はベラとエドワードのラブラブぶりには目も当てられないぐらいでした(笑)。
しかし、今回はベラが起こした不注意によって二人は別れる事に。
魂が抜けて生ける死者のような存となったベラを救ったのは、二つ年下の少年ジェイコブ。
真っ直ぐな想いをベラにぶつけてくるジェイコブについつい甘えしまうベラ。
本当はエドワードの事を忘れることなど出来ないのに・・・。
そして同級生のマイクもベラがジェイコブをその気にさせないようする為のダシに使われたりして・・・本人にその気は無くてもベラって、純情な男心を弄ぶ、まるで悪女のようだ(笑)。
しかしジェイコブの変化が、そして再びベラを付け狙うヴァンパイアの存在が現れて事態は急変。
果たしてベラは再びエドワードと出会えるのでしょうか。
本書は喪失感に魂を失った存在となったベラの痛みは読んでる者の心も痛ませます。
ベラのエドワードへの想いを分かっていながらもベラを守ろうとするジェイコブの心。
そしてベラがどういった事に関わっているのか全く知らないベラの父親チャーリーの娘を想う気持ち。
それらが何よりも印象的でした。
それにしてもジェイコブの言葉に勘違いするエドワードの様はまるで喜劇のようですね(笑)。
勿論本人たちにしてみれば冗談ではないってところでしょうし、事態そのものは更にやっかいになっいきます。
しかし、それらを経てベラがエドワードの家族に提案するある事。
そしてそれに対してエドワードがベラに提案するある事。
うーん、この先が実に気になります。
第三期も早く文庫になって欲しいところです。