『目撃』 ポール・リンゼイ | 固ゆで卵で行こう!

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目撃 (講談社文庫) 目撃 (講談社文庫)
Paul Lindsay 笹野 洋子

講談社 1993-08
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FBIの中にマフィアのスパイが?!

警察協力者のリスト流出の危機と、誘拐された同僚の娘を救うためにマイク・デブリンは上司の意向に背きながらも仲間を密かに集めて必至の捜査を開始する。





著者はこれが書いていた当時は現職のFBI捜査官だったという事もあって、その内幕や捜査方法が実にリアルに描かれたサスペンスでした。


前半、主人公のデブリンの人となりやFBIデトロイト支局内の雰囲気や立場などが描かれているせいもあって、なかなか話の本筋に入らず少々かったるい印象を。


しかし後半に入ると、たとえ自分たちが、出世ばかりを考える無能な上司に疎まれそして職を追われる事になったとしても、デブリンを始めとした個性的なFBI特別捜査官たちの面々が正義を成さんと内に抱えるドラゴンを解き放つ様子は実に格好よく、特に誘拐犯を追いつめる終盤は胸を熱くさせてくれます。


前半部分で感じる冗長さや、焦点がぼやけてるようなところはエンターテイメント小説としてはマイナス部分かも知れないですが、それこそがFBIの捜査風景や内幕のリアルさを描いてると言えるのかも知れないですね。