『ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係』 誉田哲也 | 固ゆで卵で行こう!

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ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫) ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)
誉田 哲也

中央公論新社 2008-12
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警視庁捜査一課特殊犯捜査係は都内の住宅地で発生した人質篭城事件に出動。

門倉美咲巡査は犯人の要求により差し入れ役として主婦一人を人質にとっている犯人のもとに向かうのだが・・・。




門倉美咲と伊藤基子の二人が主人公の警察小説シリーズ1作目です。


Wヒロインという事ですが、その性格や犯罪に向き合う姿勢は正反対。

美咲は犯人や被害者への感情移入がし易く説得を得意とし、基子の方はとにかく危険の中へ一直線に入りたがる武闘派。

その二人の視点によって描かれていくんですが、テンポよくスピーディでありながら、その上になかなかに意外な展開を次から次へとみせてくれて一気に最後まで読ませてくれます。


一件の人質篭城事件から、未解決の児童誘拐事件と新たな事件に繋がっていき、その裏にいる顔の見えない犯罪者の存在が浮かび上がっていきます。

事件を追ううちに、一旦は離れ離れの道を進む事になったかのように見える美咲と基子が、再び同じ事件で出会う中で、美咲は自身の弱さを強さに変えていき、強さをただ求めていた基子も自身の中で何かが変わっていくようです。


<ジウ>を追う中で二人の関わりや変化に注目していきたいです。