映画「K-20 怪人二十面相・伝 」を観てきました。
第二次世界大戦が起こらず、日本は華族などの階級によって社会が構成されているという設定の中、怪人二十面相が狙うものとは・・・といった内容の本作、2時間以上と意外と上映時間は長い割にはその時間を忘れさせてくれたので、結構面白かったみたいですね、自分的にも(笑)。
ほんとは実際のところ微妙な感じもする。
でも、ああいった「もしも」の世界で、新たに作り上げられた二十面相と明智小五郎という視点から見れば合格点でしょう。
特に江戸川乱歩の怪人二十面相に明智小五郎、小林少年のイメージに捉われ過ぎずにフラットな気持ちで観れば十二分に楽しめる娯楽作だと思います。
アクションシーンも見ごたえあったし、怪人二十面相が黒いマントを翻す仕草などはワクワクさせられます。
少々クサイ場面も愛嬌です。
とにかくこの世界に入り込んでしまえれば勝ちですね(笑)。
でもラストは少々残念だったかなぁ。
もうちょいスッキリとしたものを感じたかったかも。
個人的には金城武演じる二十面相に間違えられた主人公に明智小五郎になれと言いたいかも(謎)。
ところでこの映画の原作が出た当時、読もうかと思って図書館から借りたのはいいけれど、なぜか読む気が湧かずに結局未読のまま返した記憶が(汗)。
今回の映画公開を記念に20年前のリベンジを果たすべく原作も読んでみようかなと思います(笑)。
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