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あたしをとらえた光 (ハヤカワ文庫 FT ラ 3-2) (ハヤカワ文庫FT)
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魔法の存在と、そして魔法使いである事による現実を知ったリーズンは、ニューヨークに通じる魔法の扉の向こうから、奇妙で恐ろしい存在と対峙する事に・・・。
『あたしと魔女の扉 』に続くシリーズ2作目。
魔法を仕える者が直面する厳しい現実をリーズンは知り、そして母親のサラフィナが語っていた言葉が真実でない事を理解はしたものの、祖母のエズメラルダの事を信用しきれない。
けれども初めて出来た友人達の存在がリーズンを強くさせてくれるようです。
そんなリーズンを待ち受けているのはなんとも奇妙で恐ろしい存在。
その存在の真の姿、そしてリーズンを襲う理由を理解した時、リーズンは大きく変化させられる事を余儀なくされます。
それは果たして魔法使いたちを待ち受ける運命の呪縛から解き放つ事ができるものなのか。
そしてリーズン自身がビックリするような事態・・・それは読者もビックリさせられるような展開なのですが、どう関わっていくのか。
リーズンが抱える秘密・愛情・友情、それらの行方と共に最終巻である次巻の展開が非常に気になりますね。
それにしても読者の脳内にイメージさせてくれる、色彩溢れるみずみずしい描写はやはり素晴らしいですね。
イメージを喚起させるこういった描写があるからこそ、ストーリーがより生きているのでは思います。
また、今回印象に残ったのはリーズンたちに魔法について指導してくれるはずのエズメラルダが、魔法について全て知ってる訳ではなく、ずっと研究中であったこと。
そしてエズメラルダ自身もやはりすごく人間くさい存在である事が判明するところですね。
変に完璧に近い存在でなかった事が逆に読んでて安心しました。
ところで巻末の解説ですが、これから読む方は必ず本編を読了後に読んで下さい!
思い切りネタバレな事(目次を読めば予想はつきますが)が書かれています。
自分は先に読んでしまって、本編を読む楽しみが大きく減ってしまいました(泣)。
解説は後から読むものかも知れないですが、解説から読む人も多いですし、また解説を読んでその作品を買おうか考える人も多いはずです。
編集部もこういう点はしっかり注意して欲しいところです(怒)。
