『ミロクの巡礼 (グイン・サーガ124巻)』 栗本薫 | 固ゆで卵で行こう!

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ミロクの巡礼 グイン・サーガ124 (ハヤカワ文庫JA) ミロクの巡礼 グイン・サーガ124 (ハヤカワ文庫JA)
栗本 薫

早川書房 2008-12
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グイン・サーガ124巻。


今回もまたスローな展開。

序盤こそカメロンやブランが登場し、イシュトヴァーンの子供スーティに関してどう対応すべきかという点が興味深かったですが、その後はヨナの視点で語られるダネイン湿原観光ガイドの様相に。

もっともこのダネインでは、正直あまり観るところは無いんじゃないかって感じでした(笑)。

勿論、中原でこうやってあまり語られてこなかった地方がスポットを浴びて、その地域の風習などが語られるのは、世界観を掴むのには嬉しいところではあるんですが、なんせ長い(笑)。

やっぱりどうしても「話も進めてくれー」と思ってしまうもんです(笑)。


さて、そんなヨナも後半で思いがけない人物に出会います。

この出会いがヨナに何をもたらすのか。

そしてこの出会いのきっかけとなった事件がヨナの生き方を変える事になるか、ミロク教が今後どのように中原の歴史に絡んでくるのかと共に興味深いところですね。