『護られし者〈2〉代償』 ピーター・V・ブレット | 固ゆで卵で行こう!

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護られし者〈2〉代償 (ハヤカワ文庫FT) 護られし者〈2〉代償 (ハヤカワ文庫FT)
Peter V. Brett 和爾 桃子

早川書房 2008-11
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主人公3人が、それぞれの道を歩みだすシリーズ第2作目。



配達士にならんと護符職人の元で弟子として働きながらも自己鍛錬を続けるアーレン。


片方の手の半分の指が無いながらも旅芸人としての道を模索するロジャー。


薬剤師見習いとして新たな未来を夢見るリーシャ。



それぞれがそれぞれの場所で、そしてそれぞれがそれぞれの道を歩むために何かを犠牲にする事に。


そして犠牲を払いながらもそれぞれの夢や未来に向かって歩み出す三人には、何よりも得がたいものを手に入れていくよう。


苛烈な環境の中で自分の願った生き方をせんとすれば、何かを犠牲にしなければならないのだろうけれど、それでも主人公たちと一緒に胸の痛みを覚えるものです。



それにしても、とにかくこの世界の中にグイと引き込ませてくれます。


一月発売の続きが早く読みたいところです。