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『天使と悪魔』(角川文庫)
著者:ダン・ブラウン
『ダ・ヴィンチ・コード』が流行した時に、主人公のラングドン教授の活躍を描いた前作がある事を知り、やはりシリーズ物は最初から読みたいと思って読んでみました。
で、読んでみたところ面白い!
とにかくジェットコースターのようなスピード感とスリリングな展開が特徴。
ローマ教皇の死。
教皇を選出するコンクラーベ。
謎の組織イルミナティ。
恐るべき科学の発見。
そして科学と宗教の関係。
それらが混在としながらも、主人公のラングドン教授を通じて話の展開を遮らないように、そして知識の無い読者にも分かりやすいように説明されている点も良かった。
謎を一つ解いても次の謎が。
そしてヴァチカンを、そして世界をもゆるがす爆発までのタイムリミットが設定されていて、後半の展開はまさに手に汗握るものでした。
そして全てが終わったと思ってからももう一つ捻りがあって、極上のエンテーテイメントに仕上がってます。
文庫で3分冊という分量ながらほぼ一気読み。
人気のあるのがよく分かりました。


